【ONE PIECE】Friends Are Treasures 2nd (ページ10)

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57話#アヤネ☆彡ページ10

妹｢…あれ？ここは…？」

目を開けると知らない道場にいた。

妹｢私さっきまで…」

お兄ちゃんといたはずなのに…とつぶやいてみる。

1人でつぶやいても、自分の声が反響するだけだった。

妹｢お兄ちゃん…！」

不安になって叫んでみるも、結果は変わらない。
心細くなったが、その場所にはどこか懐かしさがあった。

キョロキョロと辺りを見回していると。

｢ハルカ…！」

１人の少女が私の名前を呼ぶ。

あれ？この声は…

この声は誰のものか思い出せない。

どこかで聞いた懐かしい声。
思い出そうとすると、それを拒否するように頭が痛くなる。

｢う…」

あまりの痛さに意識が朦朧としてくる。

思い出さなきゃいけない大切な…いや思い出さないほうがいいのかもしれない。

そう考えるのが精一杯で。

私はまた意識を手放した。