【ONE PIECE】Friends Are Treasures 2nd (ページ9)

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56話#S丸ページ9

その時、いきなり吹きつけた強風により敵の被っていたフードがとれ、顔が露わになる。

兄「お、お前は…」

レイは知っている者だったらしくわかりやすく眉間にシワがよる。

妹「お兄ちゃん、知ってる人…？」

ハルカは兄の反応を見て首をかしげる。自分の知らない人に驚いていて不思議だが、でもなんだか自分も会ったことがある。そう感じたのだ。

敵「ハハッ！ハルカ、俺のこと覚えてねェのか。あんなことしておいて、よくそんなこと言えんなァ。」

妹「あんな…こと？」
急に頭が痛み出した。何かが頭で流れている感覚がある。

兄「おい、やめろ‼」
レイの制止の声も聞かず敵は尚も話す。

敵「覚えてねェか、そうかそうか。俺は_____ 」

バタッ
敵の名前を聞くといきなり、ハルカは倒れてしまった。

兄「ハルカ⁉おい、しっかりしろ！」

敵「あーあ、倒れちまったなァ。」

兄「テメェ‼」

レイは敵に向かって持っていた槍を突き刺した。
しかしそれをヒラリとかわした敵はまた話し出す。

敵「相変わらず、レイは妹大好きだねェ。反吐(ヘド)が出るわっ‼俺は今何もしてないだろうが。

おっと、時間が来たみてェだな。俺はこの辺で失礼するよ…」

そう言ってフードを被り直し何処かへ走っていった。レイは追おうとしたが、ハルカを置き去りにできず諦めた。