Birthday. ページ13
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今日は照の誕生日、彼の働いてるジムは普通に営業してるし、照は今働いてるジムで超人気ジムトレーナーになっているおかげで休みが取れなかったらしい。
「お店やめても人気NO.1は変わらないか〜…」
彼がお店を辞めてから数ヶ月、私も仕事を辞めて家に居るのも暇だからと始めたコンビニバイトも続かなくてやっと見つけた喫茶店で働かせて貰ってる。
一緒に住んでるからって照は言うけどやっぱり私は照だけが払うの納得いかないから私も出すと言って出させてもらってる。
喫茶店のマスター宮舘さんにローストビーフの作り方を教えて貰ったのを照のために作っていく
『今日ちょっとはやく帰れるかも』
照からの連絡を見たので私も急いで用意する。
照に私も連絡を返して作業に取り掛かる。
「A、ただいま。これ、貰ったんだけど店のときより処理困ってる」
「ん、おかえり。お風呂入ってきていいよ、用意してある、ご飯ももう出来るから上がったら食べよ」
「さんきゅ」
彼は、ジムで人気だから照を狙ってる女達がプレゼントを渡してるみたい。
そんなことも気にせず彼がお風呂で仕事の汗を流してる間に最後の飾り付けをする。机の上も綺麗に飾って、宮舘さんにおすすめされたローストビーフに合うワインも用意して彼にお祝いをする。
「上がったよ、うわ、美味そ」
「照、誕生日だから頑張ってみた」
「Aわざわざありがとうな？」
机の上はワイングラスとローストビーフ他にもサラダ等といった照の身体に気を使った料理をできる限り作った。
「ねえ、これ大したものじゃないんだけど」
「ん？」
「照にプレゼント。」
彼にそう言って渡したのはネックレス、実はペアの。開けて気に入らなかったらどうしようと思ってまだ私も着けれてない。
「めちゃくちゃ嬉しい毎日着ける、」
「実はね…？これ照とお揃いで私も買ったの…」
そう言って彼に同じネックレスを見せる。
彼は私の方に回ってきて後ろからぎゅとしてくれた
「ねえ、Aのネックレス俺が着けてあげてもいい？」
「うん、着けて？」
彼は私にネックレスを着けてくれて魔除けと言って照の着いてるピアスを私の耳に着けてきた。
今日の主役は照なのに結局私が彼から貰ってしまっている。
「照の誕生日なのに、」
「こうやってAと暮らせて、毎日Aの寝顔見てAの作ったご飯食べてそれだけでも最高のプレゼント」
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作者名：はる | 作成日時：2020年3月28日 4時
