オロチ、鎖のない世界に連れて行って［妖怪ウォッチ］ (ページ14)

今日:8 hit、昨日:2 hit、合計:21,556 hit

１２ページ14

この施設の外まではオロチにお姫様だっこされたまま運ばれた。
オ「さて、行くか」
あ「あの…オロチやっぱりいいよ。とりあえず下ろして。お願い」
オ「それはいいが飛べるのか？」
あ「どうだろう…」
話によるとオロチが行くと言っている平釜平原はかなり遠いらしい。

あ「えいっ！えいっ！」
体が浮けば飛べるかなと思いただいまジャンプ中。
けれど飛べない。
オ「飛べないみたいだな…」
あ「う…どうしよう」
徒歩だとかなりきついし、さらに鎖が邪魔をするので遠いのがもっと遠くなる。
かといってまたお姫様だっこは恥ずかしくてﾀﾋんじゃうし…。
頭は混乱寸前。
いったいどうすれば…！！

鈴「クウゥウ！」
鈴が自分の頭の上を指さして鳴いた。
あ「もしかして乗っていいの？」
鈴「クゥ！」
首を大きく振って返事をしてくれた。
あ「よいしょ…。わぁ！結構高い！！」
鈴の頭にはえている角を掴んでなんとか登った。
鈴は私よりちょっと高いので、鈴の上に乗ると私２人分くらいの身長になる。

あ「鈴、飛んで！！」
背中にはえている翼を思いっきり羽ばたかせて、空へ舞い上がった。
オ「移動手段あったんだな」
あ「うん」
オ「俺が運んでも良かったのだが」
あれ？さらっととんでもない発言された気がするのは私だけ？
あ「それだとオロチにいっぱい迷惑かかるもん」
夏の夜空に紛れて、私とオロチと鈴は平釜平原に向かって飛んだ。

―――――
ちょこっと書き方変えてみた！
大将登場かな？
ヴィクトリア次どうぞ！！