玄関開けたら推しがいるとか聞いてない【wrwrd!】 (ページ7)

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なんやかんや時は流れ、1時間目国語、2時間目英語と終わりまして

no「ｧ゛ｧ゛ｧ゛ｧ゛ｧ゛…数学、数学…意味わからんホンマに無理や…！」

俺のだーいきらいな数学の時間だ★という訳で現実逃避して机に突っ伏し、陰鬱オーラを放ちまってましたら

tn「数学苦手なん？w」

gr「いかにも嫌いですオーラが出まくってるな」

くっ、優等生め…‼俺にその頭脳よこしてクレメンス

gr「だから、声に出てるゾ。癖なのかもうそれは」

no「あ⁉またか‼」

tn「…何やろ、何かシッマに似とるんよな…キーンってくる声しとるわ」

gr「そう言われれば…確かにな。似ている」

えっ何俺そんなにうるさいの？？シッマ並？
ノイズ判定かけられちゃうじゃん俺の声

no「…あ」

そして始業を告げる地獄のチャイムが鳴り、数学が始まった。毒素と会話したし、頑張るよ俺！隣が最推しだから集中出来なさそうやけど…

数先「えー、これから抜き打ちテストするでー。教科書しまえー」

前言撤回

no「聞いてねぇよ‼」

数先「当たり前だろ言うてないんやから‼言ったら抜き打ちやないやろ‼」

no「ガァッデム‼‼」

tn「いwや面白過ぎやろww」

gr「何だよガァッデムって…w」

蝶○さんや。ガ○使に出てる。
…あーあ、俺の席に回ってきてしまったよ、プリントが。…やらねば

～～～～～～

side:gr

俺の席の隣に随分騒がしいやつが来た
生徒集会で倒れて保健室に運ばれてったやつだ

数学が…というか理数が極端に苦手らしい。現に今も先生と言い合いしてるしな

no「聞いてねぇよ‼」

数先「当たり前だろ言うてないんやから‼言ったら抜き打ちやないやろ‼」

no「ガァッデム‼‼」

…なんて騒々しい会話を隣で繰り広げ、クラスとの輪にいとも簡単に溶け込んだ

まぁテストが始まれば当然教室は静寂に包まれる訳で
さっきまで煩かったのが嘘のように黙りこくっている
…コイツ本当にさっきまでガァッデムって言ってたやつなのか

gr「(…黙ってれば顔の整ってる女子なんだがな…)」

と思考を巡らせながらチラッと横目で見る

…黒色の瞳と視線が交差した

gr「(…凄い勢いで目逸らしたゾ)」

何だろうな、こう…目が合うと気まずくなってすぐ逸らさないか？

…まぁそれは置いておこう
美原望、か…

gr「(楽しくなりそうだな)」

普段通りの日常に退屈していた所だ
騒がしいやつが隣に来たのは幸運だったのかもしれん
期待しているゾ