魔法大臣 ページ5
晩御飯を食べようと、部屋から降りてカウンター席に座った。
レギュラスはフィッシュアンドチップスをたのみ、私は横でポテトをつまんで嫌味を言われる。
自分で一皿頼んだって食べきれなさそうなんですもん…
それにここ他の野菜オンリーのメニューは豆のトマト煮しかないし今日の朝も食べたんですぅ…
そんな日常を楽しんでいたところ、魔法大臣がハリーとともに入り口から入ってきたので
『ハリー！
お久しぶりですね！手紙あまりかけなくてすみません。ちょっとやせてしまいましたね…
で、何をするつもりです、大臣様？』
一変して低い声で大臣に話す。
「お前には関係のないことだ…とも言い切れんか。
例の殺人鬼の件だ。」
カッと顔が熱くなった気がした。
『彼は！…シリウスは、殺人鬼なんかじゃ』
声は抑えたのだが、近くに座る人は軽く振り向いた。大臣がかけた術のせいかすぐまた会話に戻る。
あんまり周りの人に勝手に術をかけるとマナー違反です。
レギュラスが私の左側に立つ。そして大臣をまっすぐ見上げながらこう、言い放った。
「大臣、僕は貴方が嫌いです。まぁ、知ってるでしょうけど。
Aも、あの事件はもう過去に起こったこと。いいのですよ。」
いきなりの嫌い発言に大臣は顔をしかめる。
「ふん
私もできることならばお前ら何ざ消し去ってしまいたいわ。
ではA、明日魔法省で。」
私に宛名も何もない封筒を手渡す。
目を点にしたハリーを連れて大臣は２階の部屋へと行った。
――――――
『ハリー、大臣にはいい顔しておかないと後々面倒ですから…』
「僕らみたいに盾ついてはいけませんよ」
戻ってきたハリーに母親のように言い聞かせる私たちはバーテンさんに笑われる。
「おそらく大臣にあそこまで言えるのも君たちぐらいだろうしね
Aさんが強いから僕たちも楽できるから、ありがたいことだけど」
吸血鬼なバーテンさんはサービスだなんて言って私にホワイト・レディを渡す。
私の髪の色と同じ白で大人の姿だったころよくここで飲んでいたカクテルである。
「…A、それお酒じゃ…」
『お酒に見せかけたジュースですよ』
ごまかせば、そうなの、と納得した様子のハリー。
このカクテル言葉に私は一番似合わなさそうなのに、昔バーテンさんはなんでこれを作ってくれたのか…
【ホワイト・レディのカクテル言葉＝純心】
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あやにゃん(プロフ) - 架印�靴気�» 架印III様、誤字の指摘ありがとうございます！自分ではなかなか気づけない物で…申し訳ありません。 (2020年9月23日 23時) (
レス) id: 41b9de9ad7 (このIDを非表示/違反報告)
架印��(プロフ) - 喘息のページ。今更感半端ないですが、“ビックバーク”じゃなくて“バックビーク”です。 (2020年9月23日 22時) (レス) id: cb6e7377c2 (このIDを非表示/違反報告)
あやにゃん(プロフ) - スカイさん» コメントありがとうございます♪ 貰えると心の支えになります((´∀｀*)) (2017年6月23日 7時) (レス) id: 64c80b7f49 (このIDを非表示/違反報告)
スカイ - とっても面白いです！頑張ってください！ (2017年6月22日 20時) (レス) id: 1e805a494b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやにゃん | 作成日時：2017年1月1日 0時
