拒絶 ページ36
『ハリー、貴方は今どうして誰も何も教えてくれなかったのか、私が何なのかと考えていますね？』
図星だったようで彼は黙れと怒鳴った。
そこで遅れてきたハーマイオニーとロンが異変に気づいて杖を降ろすように言う
「人に杖を向けてはダメ！
危ないわよ、ハリー！」
「それにAが何をしたっていうんだい？」
「二人ともそいつから離れて！
そいつはブラックと同じ裏切り者だ」
感情に任せるような行動に出なければこのことも知っていてもいいかと思ったけれど…
『やだなハリー。
私がいつ裏切ったっていうんです』
冗談めかして言えば、ロンたちも杖に手をかけてハリーの横へと向かった。
そこへ談笑する声が聞こえる。
どうもドラコとレギュラスらしい。
「ハリー、これはどういうことですか？」
異変を察知したレギュラスが顔をしかめ聞いた。
「そのままのことだ。
Aは僕を裏切った、友達だと思っていたのにシリウス・ブラックと学友だったってどういうことだ！」
それを聞くとやらかしましたね、と言いたげな顔で私を見た。
「ハリー、それについては少々の誤解があります。」
というや否や、ハリーはレギュラス、君もブラックの親族だろうと切り捨てられる。
１人状況をうまく呑み込めていないドラコは少しあたふたしながら私たちをなだめた。
『ハリー、貴方に真実をすべて告げられたらどれだけ楽なことか…
でもね、まだすべてを知るのには、知っているべきこと、そして過去のことが足りないんですよ』
オブリビエイト
そうつぶやけば左手に隠し持っていた杖にここ十数分の記憶が書き換えられる。
彼ら３人に城へ歩くように術をかけてレギュラスに向き直る。
『大臣のせいでいろいろとばれちゃいました』
「貴女のせいでもあるでしょ…」
「僕の、記憶はいいのか」
ドラコは少しおずおずとした様子で私に問うた。
『貴方はいいですよ。
むしろ貴方には知っていてもらうほうがこちらには好都合です。
…真実は自分でつかみ取ってください。
私が誰なのか、レギュラスは誰なのか。
そしてここまでシリウスが無罪だと言い張れる根拠。』
ドラコは少し後ずさる。
冷や汗が彼のほほを伝った。
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あやにゃん(プロフ) - 架印�靴気�» 架印III様、誤字の指摘ありがとうございます！自分ではなかなか気づけない物で…申し訳ありません。 (2020年9月23日 23時) (
レス) id: 41b9de9ad7 (このIDを非表示/違反報告)
架印��(プロフ) - 喘息のページ。今更感半端ないですが、“ビックバーク”じゃなくて“バックビーク”です。 (2020年9月23日 22時) (レス) id: cb6e7377c2 (このIDを非表示/違反報告)
あやにゃん(プロフ) - スカイさん» コメントありがとうございます♪ 貰えると心の支えになります((´∀｀*)) (2017年6月23日 7時) (レス) id: 64c80b7f49 (このIDを非表示/違反報告)
スカイ - とっても面白いです！頑張ってください！ (2017年6月22日 20時) (レス) id: 1e805a494b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやにゃん | 作成日時：2017年1月1日 0時
