茄子紺色の図書室21:00。 ページ42
○
時刻━━21:00
カチッと秒針が12に重なり鳩がなく。
ここ、音駒高校の図書室には鳩時計がある。
ﾎﾟｯﾎﾟｰ、ﾎﾟｯﾎﾟｰ
と規則的な声。静かな図書室にはうるさいくらいだった。
あの後結局40分くらいバレーボールをして信介と別れた。
いい加減勉強をしなければという義務感が襲ってきて今は1人寂しく図書室のカウンターで訳の分からない古典を見つめている。
マネージャー組もついさっきお風呂に行ってしまったせいで碌に話す相手すらいない。
稲荷崎と音駒が今の時間はお風呂に行ってる。私の人脈はそこまでだった。
すると微かにだが扉の外から声が聞こえる。
｢ねぇねぇ！若利くん。
ここ人いるんじゃない？｣
｢あぁ、OPENと書いてあるしな。｣
｢ちょおま、ホントにいた時気まずいだろ。｣
｢ってかフツーに他校でこんなことやってんのやばいだろ。｣
｢程々にしとけよー｣
なんて声が響く。
ガラガラっ…と扉が開く音と共にベルがチリンっと鳴る。
『いらっしゃい。』
赤髪、牛島若利、…ガタイの良い男たちが顔を出す。
彼らは紫色のジャージを着ていて横には“白鳥沢”という刺繍が入ってる。
｢ちょ、、ホントにいたじゃねーかっ！｣
なんてキレてる人は多分白鳥沢のこの中じゃいちばん身長が低い人だ。
｢あぁ！君はっ！
音駒のマネージャーちゃんだっ！｣
なんて赤髪の人が指をさして来る。確か…彼はきっと髪の毛を元々逆立たせてる人なのだろう。
昼間見た時と印象が違った。
｢こら、人に指ささない。｣
なんて言う彼はきっと音駒でいう海ポジなのだろうと安易に想像できる。
学校に1人はいないといけない決まりでもあるのだろうか？いや、きっと居なければまとまらないということなのだろう。
『まぁ、ゆっくりしていきなよ。』
とカウンターから出て椅子を5人分引いた。
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びとうぃーん。(プロフ) - らうさん» コメントありがとうございます！研磨君ですね。続編ではそこそこの段階で絡ませる予定ですのもう少々お待ちください！ (2022年10月9日 14時) (
レス) id: 8763e2b648 (このIDを非表示/違反報告)
らう(プロフ) - すごく面白くてお気に入りの作品です！！よろしければ研磨くんとの絡み見たいです、、、これからも応援してます！ (2022年10月9日 13時) (レス) @page46 id: 246f941ca2 (このIDを非表示/違反報告)
びとうぃーん。(プロフ) - りんさん» ありがとうございます！これからも出来るだけ更新し続けららるよう努力致しますので今後ともよろしくお願いします！ (2022年10月6日 7時) (レス) id: 8763e2b648 (このIDを非表示/違反報告)
りん - すごく面白いです！更新頑張ってください！！ (2022年10月5日 23時) (レス) id: a9de40c3c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：びとうぃーん。 x他1人 | 作成日時：2022年9月24日 16時
