あわてんぼうの留紺。 ページ31
○
さっきと同様にお皿にトーストを乗っけていくと全て平らげてある。
『ほいほい。追加でーす。』
と熱いパンを元あったお皿に移す。
「めっちゃ美味しかったです。」
なんて言ってくるのは雀田さんと白福さんが言ってた“赤葦くん”。
思ったより話すんだなと思いながら『お気に召してよかったよー』と返すと
「ほーんと、めっちゃ美味しい!もう3皿目だよー。」
なんて白福さんが口いっぱいに何かを頬張りながらこっちに満面の笑みを見せてくる。
マネージャーは可愛かったり美しくないと入れないのだろうか。
ってかみんなずっと食べてる気がする。
雀田さんはもうギブしたのか白福さんや隣の“木兎さん”に勧められても断っていってる。
「ほんと、ずっと食べ続けてるよー特にこの2人。」
なんて呆れながら最後のひとくちを平らげ「手伝うよ」と声をかけてくれる。
『大丈夫、雀田さんは少し食休みしてて。
後でどうせ皿洗いでびっくりするくらい疲れるから笑。
今のうちに蓄えておいて。』
と彼女が席を立とうとするのを阻止する。
その流れで彼女が食べ終わった食器諸々を持っていった。
「ほんとごめん!」
なんて言われて『ありがとうって言って欲しいなぁー』と冗談交じりに話すと顔を上げて「ありがとう。」と笑顔で言ってくる。
そろそろ笑顔で人は笑顔で殺せるのでは?なんて考えまで浮かんでしまうほどだ。
『どういたましてー』
なんてだべっているとそろそろ私の愛しのスマホちゃんが私を呼びそうだ。
慌ててシンクまでいってお皿を水につけ、スマホちゃんを覗き込むとタイマーは30秒を切っていた。
ザルを用意し、今か今かとタイマーを見て音が鳴った瞬間、私はザルに卵たちを移してやっと温玉が完成した。
『あっつ…』
いくら余熱で作ったとはいえ熱いものは熱い。
軽く冷やして2個、あの烏野組に渡しに行った。
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びとうぃーん。(プロフ) - らうさん» コメントありがとうございます!研磨君ですね。続編ではそこそこの段階で絡ませる予定ですのもう少々お待ちください! (2022年10月9日 14時) (レス) id: 8763e2b648 (このIDを非表示/違反報告)
らう(プロフ) - すごく面白くてお気に入りの作品です!!よろしければ研磨くんとの絡み見たいです、、、これからも応援してます! (2022年10月9日 13時) (レス) @page46 id: 246f941ca2 (このIDを非表示/違反報告)
びとうぃーん。(プロフ) - りんさん» ありがとうございます!これからも出来るだけ更新し続けららるよう努力致しますので今後ともよろしくお願いします! (2022年10月6日 7時) (レス) id: 8763e2b648 (このIDを非表示/違反報告)
りん - すごく面白いです!更新頑張ってください!! (2022年10月5日 23時) (レス) id: a9de40c3c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:びとうぃーん。 x他1人 | 作成日時:2022年9月24日 16時