狐、葡萄色に侵食される。 ページ20
○ＮＯside
パンっとボールを叩く音。
あれから1時間後。
宮城から遅れてきたのは烏野だった。
烏野が来てからすぐに顔合わせをして練習試合が始まる。
音駒高校を主催とする、梟谷、烏野、青葉城西、白鳥沢、稲荷崎の計6校が参加する合宿が今、始まった。
2コート分の体育館なので4校が試合。あとの2校はその試合を見るという形らしい。
所詮は1コートが白鳥沢対稲荷崎。2コートが烏野と音駒。
梟谷と青城はとりあえず体を温めるため基礎練をしに少し他へと赴いた。
「13時20分、白鳥沢対稲荷崎はじめー。」
「でっではっ！烏野高校対音駒高校、初めです！」
そう2人のマネージャーからの合図とともに両コートとも試合を始める。
「ほな行くで。ウシジマくん」
「来い。宮侑。」
宮侑が華麗な牛島を狙ったジャンプサーブを決めるが隣にいた山形が綺麗に拾う。
「チッ……流石に対策されとるか……」
なんて声をこぼしながらセッター宮侑が定位置に着く。
綺麗に真上に上がった白鳥沢ボールを白布が下へ入り込み牛島へと届ける。
それは稲荷崎も流石に予想がついているのか元々大耳と角名が牛島の前に待機していた。
「牛島さんっ！」
と響く声と共に助走を始め、ボールがいちばん高い位置でバシンっと牛島自慢の左手でボールを押しだす。
幾ら大耳、角名の2枚ブロックですら吹き飛ばす。
‘’大砲”と形容されているのがしっくりとくる。
しっかりとクロスで打ってきたところに尾白アラン。
アンダーで取ろうとするが当たる場所が悪かったのかボールは明後日の方へと行ってしまった。
ペラっと捲られる白鳥沢側の得点板。
ハイレベルな戦いが今幕を開けた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 254人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
びとうぃーん。(プロフ) - らうさん» コメントありがとうございます！研磨君ですね。続編ではそこそこの段階で絡ませる予定ですのもう少々お待ちください！ (2022年10月9日 14時) (
レス) id: 8763e2b648 (このIDを非表示/違反報告)
らう(プロフ) - すごく面白くてお気に入りの作品です！！よろしければ研磨くんとの絡み見たいです、、、これからも応援してます！ (2022年10月9日 13時) (レス) @page46 id: 246f941ca2 (このIDを非表示/違反報告)
びとうぃーん。(プロフ) - りんさん» ありがとうございます！これからも出来るだけ更新し続けららるよう努力致しますので今後ともよろしくお願いします！ (2022年10月6日 7時) (レス) id: 8763e2b648 (このIDを非表示/違反報告)
りん - すごく面白いです！更新頑張ってください！！ (2022年10月5日 23時) (レス) id: a9de40c3c4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：びとうぃーん。 x他1人 | 作成日時：2022年9月24日 16時
