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｢あんなにピリピリした探偵社は初めてね｣
｢ナオミ､矢っ張り社に戻るんだ｣
｢嫌よ!ナオミも捜索を手伝うわ!
こんな時に兄様､姉様と離れたくない!｣
「危険過ぎる!｣
谷崎と妹のナオミは云い合いをしていた。
ナオミもアルバイトとは云え探偵社の一員だ。其れ位の覚悟があって敦や兄についてきている。
｢危険は社も同じよ!建物ごと消されるわ!ねぇ､敦さんそうでしょ?｣
｢え!?そ……それはまぁ｣
｢敦くん､君と違って妹ナオミには異能が無いんだ｡足を引っ張る｣
｢何よ兄様!ナオミの云う事は何でも聞くと云ったじゃない!｣
｢き､昨日の夜のアレはお前が無理矢理……!
……何でもありません｣
敦｢?｣
谷崎とナオミの意味有りげな会話に疑問符を浮べる敦。
交差点の信号が青になり歩き出す3人。
｢そう……でも……と､兎に角!事務員は社に戻るんだ!｣
｢あらあら､何なら昨日の懇願を思い出させてa｣
行き成りナオミの声がしなくなった
────────────────
同刻 武装探偵社では
福沢、太宰、国木田、A達は作戦会議をしていた。
すると行き成りAは小さな悲鳴をあげる
「ぁ!」
口に手を当てて真っ青になったAの顔を心配そうに覗き込む太宰。
「どうしたの?」
「──さんの気配が弱くなった」
最初当りの声が小さ過ぎで聞き取れなかった。
Aはバッと顔をあげると福沢に云った。
「ナオミさんの気配が弱まりました」
黒が滲んだ淡紫色の目に福沢は頷くと
「A、谷崎達を探しに行け」
Aは一礼すると椅子に置いていたバックを持ってナオミの気配が弱まった交差点まで走っていく。
「“気配が弱まった”?
Aはそう云う異能の持ち主なのか?」
と独り言のように呟く国木田。
「…Aちゃんの異能…か」
もう居ないAを心配するように、
Aの出ていった扉を見つめる太宰が居た。
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御影(プロフ) - 綾田さん» コメントありがとうございます！ (2023年1月10日 7時) (
レス) id: e37802ecfa (このIDを非表示/違反報告)
綾田 - 夢主がめっちゃかわいいっ！？です。どんな子なのかな？と読み進めてたら、好みドンピシャで……マジかわいいです。ありがとうございます。 (2023年1月9日 21時) (レス) @page13 id: 9d196278d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：御影 | 作成日時：2022年5月29日 22時
