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探偵社の応接間のソファに
依頼人は居た。パンツスーツを着こなす蜂蜜色の髪の女性。
「…あのえーと調査の依頼だとか、それで……」
すると太宰が谷崎の話を遮る形で依頼人の手を取った。
「美しい……睡蓮の花ごとき
果敢なくそして可憐な御嬢さんだ」
「へ!?」
「どうか私と心中していただけないだろう＿＿」
その瞬間、国木田が太宰を殴った。
「国木田君、酷い!!
そうだ!Aちゃん良かったら私と心中＿＿」
Aが太宰の腹に肘鉄を食らわせる
依頼人はアワアワとしていた。
「あ、済みません忘れてください」
国木田は依頼人に謝ると太宰の足首を摑んでズルズルと奥の部屋に引き摺り込む。
依頼人は困惑しつつも話を再開する。
「それで依頼と云うのはですね。我が社のビルヂングの裏手に……最近喜からぬ輩が屯している様なんです」
お茶の飲んでいる依頼人に谷崎が質問する
「喜からぬ輩ッていうと？」
「分かりません｡ですが襤褸をまとって日陰を歩き聞き慣れない異国語を話す者もいるとか」
「其奴は密輸業者だ」
太宰を説教し終わった国木田が部屋から出てきて云った。
「軍警がいくら取り締まっても船蟲のように湧いてくる港湾都市の宿業だな」
「ええ､無法の輩だという証拠さえあれば軍警に掛け合えます…ですから」
国木田が少し悩む素振りを見せたあと、敦のAの方を見た
「現場を張って証拠を掴めか………
小僧、小娘お前等が行け」
「ヘッ!?」
「分かりました国木田さん」
｢ただ見張るだけだ｡それに密輸業者は無法者だが大抵は逃げ足だけが取り得の無害な連中―――初仕事には丁度良い」
初仕事にたじろぐ敦と冷静な態度で現場に行く準備に取り掛かるA。
「谷崎､一緒に行ってやれ」
と先輩の谷崎もついていくように指示。妹のナオミもついていく気だ。
「おい小僧､小娘｡不運かつ不幸なお前の短い人生に些かの同情が無いわけでもない｡故にこの街で生き残るコツを一つだけ教えてやる」
国木田が手帳から写真を取り出し敦とAに見せた。
「此奴には遭うな、遭ったら逃げろ」
「この人は＿＿＿＿?」
敦とAが写真を見ていると奥の部屋から太宰が出てくる。
「マフィアだよ｡尤も他に呼び名がないからそう呼んでるだけだけどね」
零から貰った情報に確かポートマフィアと云う組織があったと思い顔を顰めるA。黒社会の暗部の更に陰のように危険な連中。
依頼に出かけようとした時、Aは太宰にあるものを渡された。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
ラッキー食べ物or飲み物
抹茶ラテ
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御影(プロフ) - 綾田さん» コメントありがとうございます！ (2023年1月10日 7時) (
レス) id: e37802ecfa (このIDを非表示/違反報告)
綾田 - 夢主がめっちゃかわいいっ！？です。どんな子なのかな？と読み進めてたら、好みドンピシャで……マジかわいいです。ありがとうございます。 (2023年1月9日 21時) (レス) @page13 id: 9d196278d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：御影 | 作成日時：2022年5月29日 22時
