18: ページ20
ヘッドホンをして、ソファに寝っ転がっていた太宰がハッと目を開けた。
仕事をしない太宰に痺れを切らした国木田が
｢おい太宰いい加減仕事を──あれ？｣
太宰は居なくなっていた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
樋口が谷崎を狙い乱射した。
ナオミの紅い血が薄暗い袋小路に流れた。
ナオミが谷崎を、兄を、身を挺して庇ったのだ。
「ナオミッ!!ど､どどうしよう……し､止血帯……」
「私も一応持ってます。私が止血します
中島さんも手伝って!!」
「…あ、あァ、あぁ」
敦の手はガタガタと震えている。当然だ。現にAも蒼白い顔をしている。
「Aちゃん…ナオミを頼んだよ」
「ええ、お任せを」
Aは手早くナオミを止血すると、自分の外套でナオミを包む。少しでも体温を失わないように。
｢チンピラ如きが──ナオミを傷つけたね?｣
谷崎の怒りが周囲の空気を震わせた。樋口がその殺気に少し怯みを見せる。
｢“細雪”敦くん、Aちゃん､手を出さないで……
こいつは──ボクが殺す｣
谷崎の異能が雪のように降り注ぐ。谷崎の姿が消える映像を写したり、姿を消す汎用性の高い谷崎の異能力
「姿は見えずとも弾は中る筈っ!!」
樋口が消えた谷崎に向け銃を乱射する。
「大外れ」
樋口後ろから現れた谷崎が愛する妹を傷付いた樋口の首を締め上げる。
「────ッ!!」
「死んで終え──!!｣
谷崎の躰が突然現れた黒い刃に穿かれた。
そしてゲホゲホと咳き込む声。
｢死を惧れよ、殺しを惧れよ、死を望む者、等しく死に望まるるが故に──」
光のない真黒な目。真黒な外套。毛先が白に染まった青年が居た。死の気配を纏う青年が
「お初にお目にかかる。僕は芥川、そこな
小娘と同じく、卑しきポートマフィアの狗――｣
「芥川先輩 ご自愛を――此処は私ひとりでも｣
咳き込む芥川を心配した樋口。だが芥川に坂平手を食らった樋口。着けていたサングラスが飛ぶ。
｢人虎は生け捕りとの命の筈……片端から撃ち殺してどうする。役立つめ｣
「──済みません」
｢人虎……生け捕り……？あんたたちは一体｣
芥川に気づかれないようにAは谷崎とナオミを銃や芥川の攻撃が中らない場所に移動させ、谷崎の止血をする。
｢元より僕らの目的は貴様一人なのだ｡人虎 そこに潜んでいるお仲間は……いわば貴様の巻添え｣
「ッ!!気づかれましたか、流石はマフィア」
谷崎の止血を終えたAが立ち上がった。
Aが芥川を睨んだ。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
ラッキー食べ物or飲み物
抹茶ラテ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 149人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
御影(プロフ) - 綾田さん» コメントありがとうございます！ (2023年1月10日 7時) (
レス) id: e37802ecfa (このIDを非表示/違反報告)
綾田 - 夢主がめっちゃかわいいっ！？です。どんな子なのかな？と読み進めてたら、好みドンピシャで……マジかわいいです。ありがとうございます。 (2023年1月9日 21時) (レス) @page13 id: 9d196278d5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：御影 | 作成日時：2022年5月29日 22時
