柱は私の虜

猗窩座戦(6) ページ37

煉「猗窩座に何もされてないか？大丈夫か？」

炭「Aさん！無事で良かったです！！何話したんですか？」

冨「それより猗窩座はどこだ」

『ちょ、1回皆落ち着いて！順番に説明するから』

ったく〜。休む暇もないよ(？)

『猗窩座が私に言ってきたことは･･･』

3人「」ｺｸｺｸ

『上弦の鬼達もかなさんが嫌いなんだって。だから猗窩座は私達にかなさんを倒して欲しかったみたいで、かなさんの居場所を教えてくれるって言ってくれたんだけど･･･結局教えてくれなかったの』

そこまで言うと3人はなるほどと言いながら頷く。

『それで猗窩座は私のおでこに人差し指を当ててからどっかに行っちゃった』

冨「おでこに人差し指を当てて？」

『？うん！』

煉「む！まさか！猗窩座になにか血鬼術でもかけられたんじゃ！！」

『流石にそれはないですね。血鬼術とか使ってなさそうだったし、技名とかも言ってなかったから』

ただ･･･おでこに人差し指をあてられた時ほんの一瞬なにかが入り込んでるような気はした。

そしてその一瞬にかなさんが見えた。

特に気にしなかったけど･･･あれはなんだったんだろう･･･？









炭「とりあえず！今は怪我の治療をして他の人達と合流しましょう！」

『あ、うん、そうだね！』

炭治郎くんに言われた私たちは怪我したところを軽く治療し、他の人と合流するため動き出した。



猗窩座side

何故かAと話してると落ち着いた。

俺はあまり人とは基本喋らないがAにはなんでも話してしまいそうだった。

やはり同じ気持ちの者は通じ合うことが出来るのか･･･？


それにしても･･･童磨と黒死牟遅い。

だいたいなにかあった時は3人で集まるようにしている。

だが2人とも来ない。

2人とも鬼狩りに遭遇してるのか？今戦っているのか？

この鬼狩り達と戦う必要はないと思うが･･･。かな様を倒したらまた無惨様は俺たちを使ってくれるはず。

だからかな様は何としてでも倒して欲しいんだ。だから童磨、黒死牟･･･鬼狩りを殺すな。




そしてAは今かな様の元へ向かってるか。

俺はあの時口ではなく記憶でAにかな様の居場所を教えた。

記憶というのは俺が今までかな様と過ごしてきた記憶。かな様の行きそうな場所を全て記憶にしAに教えた。

Aにかな様を倒したいと言う強い気持ちがあるのならはっきりとした記憶が見れるはずだ。

A、あとは頼むぞ。

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