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「マジで?やべ、録画してねェーわ。オイ万事屋、今日は引き上げるがAのことは、きれいさっぱりはいてもらうから覚悟しろ!」
そう言って彼らも屯所に戻っていった。すでにAちゃんと銀さんの姿も遠くの方で小さくなっている。
「神楽ちゃん、僕たちも帰ろう。」
「新八…」
神楽ちゃんに呼ばれて、僕は振り返る。
「やっぱ、銀ちゃん最近おかしいネ。なんか、私たちに隠しているアルか?」
神楽ちゃんの心配そうな顔に、僕は一瞬なんとも言えなくなったが、すぐに口を開いた。
「うん…。だけど、僕たちが聞いたところで、あの人は本当のことを言わないよ。一人で荷物背負って、僕たちにその荷物さえ見せてくれない。」
僕の言葉で何を思ったのか、神楽ちゃん下をむいて隣にいる定春の喉を撫でていたが、すぐに前をむいた。
「でも新八、私たちは仲間アル。それなら、銀ちゃんが自分から話してくれるまで信じて私、待つヨ。…ねー、定春。」
「アン!」
僕は神楽ちゃんの言葉に少し微笑んだ。
なんだか、僕自身も元気をもらった気がする。
「もちろん僕も待つよ!みんなで待とう。…じゃあ、お腹もすいたし僕達もそろそろ帰ろうか。」
銀さん、僕たちは万事屋の仲間です。僕たちは銀さんが僕たちにも荷物を分けてくれるのを待ってますからね!!
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