▼ ページ36
「そうね。でも神楽ちゃん、その子たちはね、ようやく目覚めた快感を夜中満喫して、汗をかいたまま寝てしまうからでてくるのよ。そうやって間違いに気付き、経験をつんでいくうちにだんだんと肌が改善されていくの。男なら誰もが通る道なのよ。」
「へぇー、男は皆大変アルな。」
「笑顔でなんの話し?なかなか教育に勤しんでンじゃねェか。」
「イヤ、止めろよ!!神楽ちゃんそんなことないからね!きっとその子たちポテトチップス食べ過ぎちゃっただけだから。姉上も神楽ちゃんに変なこと言わないでください!」
「「黙れ、童貞。」」
おいィィィ、悪いか童貞がそんなに悪いのか!
そんな時、Aちゃんが僕の頭をポンポンと撫でてくれた。…何だろう、この敗北感。
「神楽ちゃん、じゃあ私がまず裏返すからよく見てるのよ。」
そう言って姉上は見事に可哀相な卵に仕立てあげた。
「見て、神楽ちゃん。これがインテリゲンチャ現象よ!」
「マジアルか!?インテリゲンチャ現象かっけー!!」
…いや、インテリゲンチャってなんだよ。
「なーにがインテリゲンチャ現象だよ!」
僕も銀さんのツッコミに賛同しようと頷いた。
「…あーあ、ったく勿体ねェーな!こうやんだよ、真のインテリゲンチャ現象ってのはな、こう!」
って、アンタもインテリゲンチャ現象知ってンのかよ!?
銀さんは神楽ちゃんからおたまと混合物をうけとり、姉上から無理矢理フライ返しを奪うと、全部の混合物をプレートにぶちまけた。そのまま銀さんはプレートを持ち上げる。
ま、まさか!
「インテリゲンチャーァァァァ!!!!」
「ぎ、銀さん!」
イヤな予感がした僕は、銀さんを止めようと立ち上がったが、すでに遅かった。
ベチャ!!
「「「「……」」」」
「イ、インテリゲンチャ…」
床に落ちたホットケーキもどきは、見るも無惨な姿へと様変わりしてしまった。
ポキ
ポキ
姉上と神楽ちゃんから指を鳴らす音がする。そっちを見なくてもドス黒いオーラが伝わってきて冷や汗が次々と出てきた。銀さん…ご愁傷様です。僕はあなたのこと忘れませんから、どうか安らかに逝ってください。
「ぎゃぁぁあああ!」
銀さんの悲鳴が部屋いっぱいに広がった。
83人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
【トラファルガー・ロー】君に最上級の音色を vol.4【トリップ / 切恋】
天才バイオリニストJKがコナンの世界に転移したらvol.1【赤井秀一】【安室透]【名...
もっと見る
「銀魂」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ