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「そうね。でも神楽ちゃん、その子たちはね、ようやく目覚めた快感を夜中満喫して、汗をかいたまま寝てしまうからでてくるのよ。そうやって間違いに気付き、経験をつんでいくうちにだんだんと肌が改善されていくの。男なら誰もが通る道なのよ。」


「へぇー、男は皆大変アルな。」

「笑顔でなんの話し?なかなか教育に勤しんでンじゃねェか。」


「イヤ、止めろよ!!神楽ちゃんそんなことないからね!きっとその子たちポテトチップス食べ過ぎちゃっただけだから。姉上も神楽ちゃんに変なこと言わないでください!」

「「黙れ、童貞。」」


おいィィィ、悪いか童貞がそんなに悪いのか!


そんな時、Aちゃんが僕の頭をポンポンと撫でてくれた。…何だろう、この敗北感。


「神楽ちゃん、じゃあ私がまず裏返すからよく見てるのよ。」


そう言って姉上は見事に可哀相な卵に仕立てあげた。


「見て、神楽ちゃん。これがインテリゲンチャ現象よ!」


「マジアルか!?インテリゲンチャ現象かっけー!!」


…いや、インテリゲンチャってなんだよ。


「なーにがインテリゲンチャ現象だよ!」


僕も銀さんのツッコミに賛同しようと頷いた。


「…あーあ、ったく勿体ねェーな!こうやんだよ、真のインテリゲンチャ現象ってのはな、こう!」


って、アンタもインテリゲンチャ現象知ってンのかよ!?



銀さんは神楽ちゃんからおたまと混合物をうけとり、姉上から無理矢理フライ返しを奪うと、全部の混合物をプレートにぶちまけた。そのまま銀さんはプレートを持ち上げる。


ま、まさか!


「インテリゲンチャーァァァァ!!!!」


「ぎ、銀さん!」


イヤな予感がした僕は、銀さんを止めようと立ち上がったが、すでに遅かった。



ベチャ!!







「「「「……」」」」




「イ、インテリゲンチャ…」




床に落ちたホットケーキもどきは、見るも無惨な姿へと様変わりしてしまった。


ポキ


ポキ


姉上と神楽ちゃんから指を鳴らす音がする。そっちを見なくてもドス黒いオーラが伝わってきて冷や汗が次々と出てきた。銀さん…ご愁傷様です。僕はあなたのこと忘れませんから、どうか安らかに逝ってください。


「ぎゃぁぁあああ!」


銀さんの悲鳴が部屋いっぱいに広がった。

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設定タグ:銀魂 , 坂田銀時 , ジャンプ   
作品ジャンル:SF
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作者名:ナツメ | 作者ホームページ:http  
作成日時:2019年12月2日 15時

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