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「僕達、万事屋にまかせてください、水野さん!」
「そうネ!泥舟にのった気持ちでいるヨロシ!」
「いや、それじゃあ沈んじゃうから!!普通、大船でしょ。」
「イヤアル!普通に生きるなんてつまらないアル!みんな違っててみんな良い、オリジナル・オンリーワンが一番ネ!」
「いや、確かにそうなんだけどさ。でも泥舟に乗っちゃったら不安で仕方ないでしょ?」
「うるさい、ダメがね新八モドキ。」
「いや、だからおかしい!おかしいでしょ、何んで僕がもどき!?僕自身が新八!オリジナル新八!」
くっくく・・と一つの笑い声に僕たちは言い争うのを止めた。振り返ると、水野さんが静かに笑っている。僕達が見ていることに気づいた水野さんは罰が悪そうに苦笑した。
「・・・すみません。つい・・・」
僕と神楽ちゃんはお互いに見合うと口を開いた。
「・・・水野さん、僕たちが必ず犯人を見つけます!水野さんがまたそうやって笑えるように!」
「そうネ、粘土船に乗った気持ちで安心するアル。」
「だからなんでわざわざ土製!?」
もう一度水野さんが笑った。
「はい、よろしくお願いします。」
そう言うと、水野さんは深々と頭を下げた。その姿がどことなく、お菊さんが依頼しにきた時の光景と重なる。
「じゃあ、水野さん。まずは三日前のこと聞かせてください。」
僕の言葉を聞いた時、銀さんはAちゃんを抱きかかえるとそのまま僕たちに背をむけた。
「あれ?銀ちゃん、どこ行くアル?」
「あー俺はちょっと行くとこがあるから、オメェーらで話聞いとけ。」
そう言うと、銀さんはAちゃんとともに去っていった。
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早桃 - めっっっちゃ好きです、、、。これは神作品に出会ってしまったぞ!続きが気になりすぎますゥ゛ゥ゛ゥ゛! (2022年4月5日 23時) (レス) @page31 id: 636f4996a9 (このIDを非表示/違反報告)
printemps(プランタン)(プロフ) - ナツメさん» よろしくです!! (2020年6月11日 7時) (レス) id: adf0bec428 (このIDを非表示/違反報告)
ナツメ(プロフ) - printemps(プランタン)さん» プランタン様、コメントありがとうございます!更新を喜んでいただいて嬉しいです。今後ともよろしくお願いします!! (2020年6月11日 2時) (レス) id: a56d032004 (このIDを非表示/違反報告)
printemps(プランタン)(プロフ) - わーい!更新されてら (2020年6月9日 9時) (レス) id: adf0bec428 (このIDを非表示/違反報告)
ナツメ(プロフ) - 常夏さん» 常夏様、返信が遅くなり申し訳ありませんでした。コメント、ありがとうございます!!今回漸く更新しました。スローで申し訳ありませんが、頑張って今後も更新できればと思います^_^ (2020年6月9日 4時) (レス) id: a56d032004 (このIDを非表示/違反報告)
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