【ヒロアカ】To my dearest. Ⅳ (ページ38)

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『というか何で消火器持ってきたのだわ？』

轟「これでお前の炎消せるかやってみようかと思って」

『いや、無理なのだわ…………』

とか言いながら、道中襲ってきた奴に向かって消火器ぶん投げた轟はかっこよかった。金烏と緑谷は不謹慎だなんだと騒ぎながらも爆笑している。消火器で轟が全員をのしたからだった。邪魔なモン持ってても仕方ねえだろって言われた。そうだね…

いつのまにか最後尾になった俺はお前らが楽しそうで何よりだよ……………って言いながら涙を拭こうとしたのだが、後ろから伸びてきた敵の手によって捕まえられようとした。

捕まえられようとしたのだが、それに気がついた金烏が迷わず持ってた何か投げつけた。すごい、俺の耳のそばにメジャーリーガーの球掠った音した、いや実際に聞いたことはないんだけど。俺は無事だった。敵は多分死んだ。

上「ウワッ何投げたのお前………」

『は？落ちたときにとってきた瓦礫だけど』

上「怖…………」

こいつは多分最良の選択したのに絶対勝ち目無くて可哀想。俺以外を狙っても死んでたし、俺を狙って金烏に殺された。DEATH or DIEだった。

『殺してない殺してないまだ』

上「まだ？！」

とか言いながらも、瓦礫をぶつけられて尚立ち上がった敵に気がついた金烏は俺の腕を引いて『さがってなさい』って言った。その時の金烏の顔はメチャクチャ怖かった。

急いで地上に上がった俺たちは爆豪のしたに成り立つ死屍累々の山を一瞥して今回の件はこれで終わったと認識したのだった。チャンチャン。ジ・エンドです。めでたしめでたし。終われ。

その日の夜は、金烏の怖い顔を夢に見た。もうにどとあいつらといっしょにいかない。

《Elite Four……四天王》