【ヒロアカ】To my dearest. Ⅳ (ページ31)

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って言ってたらエリちゃんきた！サンタエリ、あまりにも可愛すぎない？神という神に愛され過ぎ。あまりの可愛さにナルキッソスも見惚れるわ。そして心臓発作で死ぬ。死因はかわいいの過剰摂取。

「フ、フォルさん、こんばんわ！」

『はい、こんばんわ！エリちゃんもジュース貰いに行こうね！』

かくして私たちのクリパは最高潮を迎えた！響香がギター弾いてる………単純にうまい。うまいな……？音楽で心救いヒーローじゃん(？)

私と透ちゃんは無我夢中でピラフを口に掻き込む。旨い、旨いが過ぎる！胃がいくつあっても足りない……！シェフを呼んで！！呼んだら砂藤くん来た。料理で心救いヒーローじゃん(？？)

飯「さて、プレゼント交換に移ろう！皆持ってきているな！」

各々が持ってきたプレゼントを掲げる。色とりどりのラッピングが施されているそれに紐をつけて、床に積む。まって？常闇くんのエグい。尾白くんと私は顔が真っ青だ。いやいいんだけどね？当たる人によってはあれじゃん。

「「「せーのっ！」」」

勢いのまま飛んできたプレゼントをキャッチする。ラッピングを開けると………

『わあ！………わあ？！？！』

耳「どうした？！」

『蕎麦セット………高いとこの……』

轟「俺のだな」

『…ぁ……ど………、そうね！お蕎麦セットありがとう！あなたが好きなところのお蕎麦？』
耳「(なぜ蕎麦？とかどこで見つけたの？とか聞かない！って顔してるな)」

轟「俺が一番好きなところの九割蕎麦だ」

『……そっか、良ければ一緒に食べる？』

轟「……………………いいのか」

『勿論！』
耳「(顔に出てるよとは言えない顔だ！)」

エリちゃんに常闇くんのエグいあれ渡ってて震えた。エリちゃん！エリちゃんそれ！置いて！置いていいんだよ！！

耳「アンタは？プレゼントなに選んだ？」

『うん？あ、私ね？私は………ほら、梅雨ちゃんが持ってるアレよ』

耳「ティーカップ？」

『うん、それとチョコレート。私………わたし、こういうの、初めてだわ………ふふ！プレゼント選ぶのに、こんなにドキドキしたのも………』

耳「………かわいいとこあるんじゃん、」

響香が私を抱き寄せる。

『わっ』

「メリークリスマス、A！」

『あはは！メリークリスマス！来年も祝いましょう！』

「来年だけじゃないよ、再来年も、そのつぎも、もうずっと………ずっと先までさ！」

『そうね、そうなのだわ！』

《Do merry……メリれ！》

一息にも満たぬ、束の間。