【ヒロアカ】To my dearest. Ⅳ (ページ26)

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『(上鳴～～～～！)』

一人もダウンしてない。まじ？夢じゃないの？泣ける。鱗の彼、有能なんだわ、上鳴のアイテムに気づいちゃった。びっくりしちゃう、心操くんが塩崎さんに洗脳かけてくれなかったら泣くとこだったわよ。危ない。

B組はすっかり疑心暗鬼しちゃってる。畳み掛けるなら今！

『(梅雨ちゃん！)』
「(ええ！)」

動きは獅子の彼の鼻で補足されてる！梅雨ちゃんはわかるとして、心操くんと私の区別はつかないはず！B組の二人が別移動を始めたのを見計らう。

『「かかってきなさいよ疑心暗鬼！」』

さあ二分の一！

『馬鹿ね！当たり(わたし)なのだわ！！』

「素手でタイマンですかなァ゛？！」

『殺すくらいのつもりで行くわよ！』

口が笑っちゃう！ステゴロ！響きが素敵よね、今までで剣握ってきたから拳にはちょっと抵抗あったけど、やっぱりステゴロとかいう憧れには勝てないよね！！！

派手に個性で攻め続ける。拳の打ち込みも忘れない！防戦一方の彼の腕がかわいそうなほど焦げてく。横からすり抜けようとするのを炎で阻止して。

『まだ逃げないでよね！！』

彼のカウンター大振り右をアッパーカットで上にそらす。がら空きの胴に右拳を叩き込む、屈んだところを肩掴んで顔面へ飛び膝蹴り！

『ってまだ動けるんか～い』

一方的とは言え、かなり念入りにぼこぼこにしたよ？軽い脳震盪でもおかしくないだろうに！タフすぎて泣いた、もう私動けんよ？さっき飛び膝蹴り決めたときに背骨がイッた。

『みんなぁ゛～～～～』

ヒンヒン言いながら立ち上がる。心操くん助けに行こ………待ってろ、満身創痍でも戦えるぞ！って思ったけど後ろの梅雨ちゃんも決着ついたっぽい。鱗の彼が叫んでる、愉快だ、回収手伝いに向かお～

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『は、反省…………反省ね、わかる…よ？……ｳﾞｳﾞﾝ、実践なら獅子のあの子の初手で死んでます…………』

相澤先生から厳しいお言葉を頂戴する。やっぱり機動力だって言われた。私もそう思う。リカバリーガールのところ行ったあと、上鳴と切島くんと３人で観戦した。悔しいなあって三人で叫んで、あと響香と瀬呂と爆豪と砂藤くんの活躍みてた。叫んだ。怒られた。あとブラド先生の偏向実況デモ参加した。

《Just！……飛び入り参加》

力は技で制し、技で速さを制す、ならば力を制すのには？百聞は一見にしかず、なればこそ知行は合一。