【ヒロアカ】To my dearest. Ⅳ (ページ20)

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Changing ページ20

＊

『エリちゃん！？！？』

かくかくしかじかあって雄英で預かるらしい。先生たちがエリちゃんの監督しながら心と身体の安定をはかる………らしい。

通「忙しいだろうけど皆顔だしてよね」

『はい！もちろん！』

ふふ………と手を振る。かわいい、真っ赤なほっぺたで少し俯いて、私に手を振ってくれる。かわいい。

ここのところすこしだけ調子が良い！竹刀よりもヤオモモがくれた棒はよく手に馴染むし、自分で柄まで作ってしまってルンルンだ。今まではグリップの形のままだったからね。

ちなみに柄に使った紐は私のヒーロースーツと同じ素材！燃えないし熱は持たないし最高！鍔もヤオモモが作ってくれた！！

「フォルさん」

『ｱｯエリちゃん！これが気になる？少し重いけど握ってみて』

おず、と差し出された両手にそっと乗せる。重くてきっとエリちゃんじゃ持てない、下からその両手をグッと支えてあげる。

「わあ…………重い、ね」

『ふふ、そうね、少し重いかも。エリちゃんもこういうの、気になるのかしら？』

「わ、わからない………けど、フォルさんが、かっこよかったから」

『え！ふふ！そうなのね！ええ、ええ！少しでも興味があったらいつでも私に言って頂戴ね、何でも教えてあげるのだわ～！』

ほんとはもっとエリちゃんと一緒に居たいけど、どうやら来賓があるらしい。仕方ないので戻るとしよう。この後はデクくんとちょっとだけ手合わせの約束してるしね。