【ヒロアカ】To my dearest. Ⅳ (ページ14)

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『え？ダンス隊なの？私は？』

芦「轟が氷担当！Aが炎担当！簡単でしょ！Aは轟が出した氷溶かしてもらおうと思って！」

『ええ～～～炎ブァワア！てやる係でいいのだわ！！！！』

芦「爆豪いるし」

『爆豪！！！！！！！』
爆「ンだテメェなんか文句あるんかコラァ！！！」

口喧嘩の勢いに敗北した私は仕方なくそうすることにした。仕方ない、仕方ないからだよ。

芦「うん、やっぱ運動神経いいね！あとは見んなと同じく振り付け覚えるだけだー！やること飲み込み早くて助かる！」

『ふふん、そうでしょう？与えられた役くらいこなして見せるのだわ！』

緑「Aちゃん！エリちゃん来てる！」

『え、ほんと？！』

ぱっぱ、とからだの埃を払って駆け寄る。かわいい服を着ている…………ワンピースだ！ワンピースを着ている！可愛い！この世の全てのKAWAIIを集めて体現したみたいな子だな。ｳﾜｯ見れば見るほど可愛いな…………………

「こ、こんにちわ、フォルブランニルさん」

『はい、エリちゃん、先輩、こんにちは。私のことはフォルでいいのだわ～！今日のお洋服すっごく可愛いわね、似合ってるのだわ！』

ちょっと下を向きながら先輩の後ろに隠れてしまう。

通「照れ屋さんなんだよね」

『あら』

通「というわけでこれから俺、エリちゃんと雄英内回ろうと思ってんだけど、君たちもどうだい？」

『………あ、ごめんなさいね、私この後用事あって、もう着替えて抜けなきゃ、』

緑「そっか、じゃあ僕行くよ！」

『ありがとう！……ごめんなさいねエリちゃん。雄英巡り楽しむのだわ～っ、またね！』

ばいばい、と手を振って別れる。可愛いな…………いとおし…………ｳﾜｯ後ろ姿ソーキュートだな…………守りたい…………可愛……………

と、心も体も潤ったところで私は少し席を外す。というのも、この間のメールで激怒したらしい淼さんが雄英を訪ねてきたらしい。あの人怖いな、怒ってるところとか見たことないけど絶対にヤバいでしょ。…会いたくないな……………