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聖女の救済 ページ25

「僕の黒獣は悪食 凡ゆるモノを喰らう 仮令それが『空間そのもの』であっても 銃弾が飛来し着弾するまでの空間を一部喰い削った 槍も炎も空間が途切れれば僕まで届かぬ道理」

「な……」

そんなの……攻撃の仕様が無いじゃないか!

するとAが芥川に向かって行き蹴りを入れた が

「貴様も良い動きだ だが」

Aの蹴りは芥川に止められ壁に打ち付けられた

「……っ」

「Aちゃん!」

「約束通りだ 娘」

芥川の羅生門がAに向かう

「『聖女の救済 "羅生門"』」

Aに中る瞬間 羅生門が消えた

「何っ!?」

Aは芥川に笑った

「これでもう…貴方の 異能力は使えない…」

「ほう 貴様も能力者か 面白い」

そう云うと芥川はAに向かっていった

Aは芥川の攻撃をギリギリのところで避けていく

「おのれ!」

すると樋口がAに銃を向けた

「しまっ……!」

パァン

樋口の発砲した弾がAの脚に中った

「……っ!」

座り込んだA

芥川の蹴りがAの背中にはいった

「ああっ…!」

「Aちゃん!」

すると芥川の元に羅生門が戻った

「…貴様の能力が解った」

芥川がAに向けて羅生門を放った

Aの背中に羅生門が刺さる

「……っ!!」

芥川が敦の方に向いた

「娘は終わった 僕約束は守る」

そう云うと芥川は敦に向けて羅生門を放ち敦の脚を食い千切った

「ぎっ ぎゃああああああああ」

敦の絶叫が響く

うああん わああん

"泣くのを止めろ 餓鬼め!"

"うっ ぐすっ"

"詮無く泣いて許されるのは負うてくれる親のある児のみ!"

"親にも捨てられたような餓鬼に泣く資格など無い!"

そうだ…… それでも僕はー

芥川が立ち去ろうとした時

「何ッ……」

敦は半分獣化して壁に張り付いていた

すると敦の姿は骨の変形する音とともに白虎へと変わっていた

「そうこなくては」

芥川は笑みを浮かべた

虎は咆哮を上げ芥川に向かっていった

「『羅生門』」

芥川の羅生門はAの異能の所為もあり力が増していた 羅生門は虎の脇腹を食い千切った が

「再生能力! しかも之程の高速でー!」

虎の再生能力は常軌を逸した速度であった

「芥川先輩!」

「退がっていろ樋口 お前では手に負えぬ」

芥川がそう云うと虎は芥川に向かっていった

「疾いッ」

芥川は羅生門を出し防御をしたが壁に飛ばされた

「がはッ」

樋口は落とした銃を虎に撃った が

「銃弾が通らない……!?」

虎が樋口へと向いた

「ーっ」

太宰治という男→←羅生門



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作者名:aurora | 作成日時:2019年3月10日 22時

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