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『……？でも！ダメです。』
変な空気になったけどそんなの気にしていられない！
「はぁ…わかったよ。
まだ皆にお披露目前なのに上げちゃうのも勿体ないし。
どうせパーティーが始まれば更新に困ることはないだろうから、上げなくても別にいい。
──それに、ちょっと…＿＿＿＿。
あははっ、けーくんに感謝だね？」
『はい。そうですね。』
「ちょっと〜？
全くそんな気を感じないんだけど？！
Aちゃんって見かけによらずドライなんだね。」
『そうですか？そんなの初めて言われました
そういうダイヤモンドさんも見かけによらずパリピじゃないんですね。』
「え？」
少し驚いた表情をしたダイヤモンドさんだったが、そのまま続ける。
『もっとウェイウェイしてて話しにくいのかなぁって思ってたんですけど、案外そんなことなくてびっくりしました。
…やっぱり人は見かけによらないですね〜』
人は見かけによらない。
見かけで判断してはいけない。決して。
見えない部分がきっとある。
「なにそれ〜ウケる。」
『はい、思ったよりもダイヤモンドさんが人間っぽくてウケました。』
私は地獄耳だ。
あらゆる小言はこの耳に聴き入れてきた。
「えーなになに？
オレ元々人間なんだけど？どういう意味？」
どんなに小さな声でも聴こえてくるのだ。
"ありがとう"はもちろん、"めんどくさい"の一言も。
『私が地獄耳だという事です。
それよりも、今日はこんなに綺麗にして頂いて本当にありがとうございます。
こんな姿はやっぱり女の子の憧れですね。』
伝えたくても私の口から出てくるのは所詮、月並みな言葉。
だからこそ精一杯の笑顔で返す。
これが不器用な私の礼儀。
「…急にどうしたの？
そんな面と向かって言われると照れるからやめて欲しいなぁ〜？」
『思ったことをそのまま言いました』
「…そっか、どういたしまして。
じゃあそんな素直すぎるAちゃんに
はいっ！プレゼント〜！！」
急に取り出してきたのは一輪の小さな薔薇。
しかし、薔薇は薔薇でも…
『ピンクの薔薇？』
「そうだよ。ピンク色の薔薇。
あ！塗ったわけじゃないからね？
今の君に似合うと思って〜！」
『あ、ありがとうございます。』
「そっか！そう言ってくれると嬉しいな。
さて、そろそろパーティーが始まる時間。
このまま会場までオレがエスコートしてあげるっ！」
ラッキーアイテム
革ベルト
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らいすキャンデイ(プロフ) - 桜澤さん» こんな小説なのに共感や涙まで…本当にありがとうございます。なんとなく消えたいなぁと思う時ってありますよね。そういう時は消えたいのに生きてる私カッコよくない！？って思うようにしてます笑これからも拝読して頂けるよう頑張りますのでよろしくお願い致します！ (2021年3月16日 8時) (
レス) id: 8aa34c5522 (このIDを非表示/違反報告)
桜澤(プロフ) - なんか……わかる部分もあるな……私も、この世界に存在しない……周りと上手く馴染めなくて、消えたいなーって思ったことあります。今は完全に消えた訳では無いですが……気持ちが少しですが…分かるなぁって思いました。涙とともに閲覧しました。ありがとうございます (2021年3月16日 0時) (レス) id: 20b9b01cf5 (このIDを非表示/違反報告)
らいすキャンデイ(プロフ) - リアナさん» コメントありがとうございます。"こんな小説欲しかった"と言っていただけるのは書いている身として本当に嬉しいことですし、励みになります！これからも不器用でバカな夢主ちゃんを好きでいてあげてください...！ (2021年3月12日 22時) (レス) id: 8aa34c5522 (このIDを非表示/違反報告)
リアナ - ここの夢主ちゃんが好きです！こういう小説が欲しかった〜。 (2021年3月12日 19時) (レス) id: 093819bc68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らいすキャンデイ | 作成日時：2020年12月28日 20時
