物音 ページ4
ym side
?「バカなの?」
涼「..........えと、」
?「遅いと思って見に行ったらトイレで倒れてるわ
4日も起きないわ」
?「薬も失くしたって何よ」
涼「.......すみませんでした」
幼馴染みが
ランチのパスタにフォークを突き立てる音が食堂内に響く
めっちゃ皆見てるよ知念....
知「ねえ涼介、そこまでして大学行く必要ある?」
知念侑李 大学2年 経済学部
物心ついた時から同じ施設で育ってずっと一緒。
家族同然、いやそれ以上の存在
涼「うん、でもね、ひかがせっかく通わせてくれ
てるんだから」
涼「さいごまで、頑張りたい」
知「.........」
涼「知念...?えちょっと」
急に俺のペットボトルのカフェオレを半分近く飲み干された
えぇ.....
知「ぷはっ、あーあっ、ほんっとお人好し...っ」
...あれ...
「泣いてるの?」
知「....っ泣いてなんか「ごめんね」.........」
涼「心配してくれてるのに我儘言って、ごめん」
あんな風に言ってたけど
知念が本当は誰よりも優しいの知ってるから
涼「ありがとね、知念」
知「っ......はぁもう!ムカつく!バカ!」
涼「ば、ばか...」
知「ムカつくからアイス奢って!!」
涼「..ふふ、はいはーい」
可愛いやつめ....
お望み通りアイスでも買ってあげようかな
荷物を持って席を立った時
__ガシャン!!
突然まぁまぁ大きな落下音。
え、うわぁ
ペンケース落ちた。中身全部出た。
人多いのに恥ずかしい....
「もぉ...」
みんなめっちゃ見てる..
知「涼介物落とすの得意なの?」
涼「特技にしようかな」
ほんとヤラカシてばっかだ。
なんでこんな鈍臭いんだろう?
足もとに転がってるボールペンを手に取った時
「あのっ、」
斜め後ろから声がした
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作者名:。_。 | 作成日時:2020年8月19日 15時