再会のちライバル 2 ページ10
ご飯中も瑞希からの質問攻めは止まらなかった。
瑞希 「へーぇー、ジョギング中に会って上着借りて送って貰った、と。」
A「そ!ただそれだけだよ(ははっと笑い)」
流星 「よし、今日からは俺がジョギング一緒に行ってやるよ!」
瑞希「だからあんたは邪魔しない!」
A「いやだからそうゆうんじゃ…」
「わ、来たぞ!」
「建築学科だ、こえぇー…」
何だか周りがザワついたなぁと入口付近を見ると、イカつい男がぞろぞろと入ってきていた。
先頭には昨日の男、バスコがいた。
A 「あーっ!!」
声に気付き、バスコと目が合った。
バスコ「!A!」
瑞希「え、嘘!? まさかさっきの話の相手って…」
流星「ま…まじかよ…!? なんでよりによってあんな野郎に!!」
バスコが女と話すのが珍しく周りもザワつく。
「なあ…あの子ファッション学科の美人で有名な子だよなあ…」
「なんでバスコに…知り合いだったのかよ」
そんな外野を他所に、Aはパタパタとバスコの元に駆け寄った。
A 「こんにちは、バスコ。 昨日はありがとう!」
バスコ 「ああ、こんにちは。 こんなにすぐ会えるとは思わなかった、嬉しいぞ!」
「ふふっ、うん、私も嬉しい。 でもごめんね、まだクリーニング終わってないの、終わったら渡すからね。」
「あぁ、気にするな。急がないから大丈夫だ。」
ク、クリーニング!?
と周りが更にザワザワしたが2人は全く気にしていなかった。
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作者名:まんちかん | 作成日時:2021年2月3日 17時