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9月のち変化 2 ページ24

建築学科に来た私と紅輝。



バスコが腕相撲をしているらしく、沢山の腕自慢達が相手になったが未だに誰も勝てていない。



翔瑠 「おー!A! と、四宮?なんで手ぇ繋いでんだ?」


A 「あ、そういえば繋いだままだったね。」



私的には特に深い意味はなくされるがまま繋いでここまできちゃっただけだったのだけど…。



はいっと言いながら紅輝の手を離した。



バスコ 「A…」(ほろり)


「会ってすぐに泣いた!?笑
もー、バスコったら(ハンカチで目をぽんぽん)」


「Aもやはり四宮のようなイケメンが好きなのか…」


またバスコから大型犬の垂れた耳が見えた…。


「ん?? イケメンが好きな訳では無いなぁー。
それに私からしたらバスコは誰よりイケメンだよ?」


「…A…」(ほろり)


「ねえ、今日いつもに増して涙腺弱くない!?笑
腕相撲!やってるんだよね?私も相手になりたい!」



私が挙手したら周りが盛り上げてくれた。



しかし勿論、結果は惨敗。



「やっぱ無謀だったなあー、頑張ったんだけど」


「まぁバスコがお前に負けたらまじで奇跡だわ笑 」


「ははっ、そうだよね笑 じゃあ私また他行って来るわ、って紅輝?何処行った?」


キョロキョロ周りを見るが姿が見当たらない。


「む、いつの間にか居なくなってたな。 なあA。 四宮の事も名前で呼び捨てなんだな?」


「うん、本人がそうしてくれって。
四宮くんだけ名前じゃなかったから寂しかったんだと思う」



翔瑠 (いや、ちげーと思う…。)



「俺の名前も…呼んでみてくれ。」


「へっ!? バスコを名前で? な、なんか…違和感…」


「違和感…なのか…(ほろり)」


「わぁー、もう泣かないでー(背中を摩り) …晃司?」


「っ!///」


「…なんか…いきなり名前って恥ずかしいじゃんか!」



そう言いながら真っ赤な顔を下に向かせ隠して、バスコのお腹にパンチした。



「は、恥ずかしいから帰るーっ!!」



後ろから翔瑠が おいって呼び止めてくれる声を聞きながら建築学科の教室を後にした。

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設定タグ:外見至上主義 , バスコ , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:まんちかん | 作成日時:2021年2月3日 17時

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