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本心のち自覚 4 ページ29
ものの3分。
私の出番は無事に終わり、舞台袖に戻った。
なにやらボーッとしてる蛍介くんに 次頑張れ！と声を掛けて、控え室へ向かった。
未玖 「Aー！やっぱ凄かったわ、悩殺された男沢山よ！」
「ははは、悩殺は分からないけど有難う。 それより私だってバレてないよね！？大丈夫だよね！？」
「Aを知ってる人は皆分かったんじゃねぇか？」
ガチャっとドアが開き、流星と瑞希が入って来た。
「流星！瑞希も！わぁーありがとう、わざわざ来てくれたんだ！蛍介くん達見なくて良いの？」
「私は早くAに会いたかったよー！こんなに綺麗で妖艶なダンス出来るなんて知らなかったわ！」
「ははは、瑞希ありがとう！」
瑞希とぎゅーっと抱きしめあってると、
「ほんと、あんなん反則だぞお前。まじこっちの心臓がもたねぇわ！」
少し赤面しつつなんか怒ってるみたいな流星。
「えー、そんなに心臓に悪かったかぁ。」
と笑いながら返す。
「いやだからー…お前のそんな格好見てたらもたねぇんだよ。」
「あ、目が腐る的なね！ ごめんごめん、麗しの瑞希を見て癒されて！」
と、ずいっと瑞希を流星の前に押し出した。
「ちょっ、ちょっとA！」
なんて言いつつ少し照れてる瑞希…可愛いなぁ。
素直になれば良いのに、と いつも思う。
「おいA！ そうじゃなくてだな！」
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作者名：まんちかん | 作成日時：2021年2月3日 17時
