BNCリーダーの初恋 (ページ28)

今日:3 hit、昨日:28 hit、合計:12,724 hit

本心のち自覚 3 ページ28

「あれ？なんかあの子… 頭にベール被ってるから分かりにくいけど、Aじゃない？気のせい？」

頭にクエスチョンマークを出しながら舞台を見る瑞希の横で、流星は見蕩れていた。

流星「…な、なんだ…ありゃ…」

紅輝「ー…」 (すごく綺麗…)

少し離れた所で建築学科の面々も見ていた。

翔瑠「わぁー、めっちゃ上手いなー！
つか結構体のライン分かるし…なんつーかこー、えろいな…。しかもバスコ、あれって…」

バスコ「…。Aはあんな格好で寒くないのか。」

「やっぱAだよなぁー！
どうりで探しても居なかった訳だ…って！まてまて、バスコ！鼻血出てっから！」

慌てて首に掛けてたタオルを渡した。

「Aのあんな姿…他の奴らに見せたくない。」

「お？ …バスコ、お前…もしかしてようやく気付いたか？」

翔瑠はにやっとして返す。

「…ああ。
やはり俺はAが好きだ。
例えAが俺を兄だとしか思っていなくても良い。
それでも俺の気持ちは伝えたい。」

「そうだな、ま、失恋したら俺らが慰めてやっからよ！」(まぁ、そうはならない気はするけどな。)

「ああ、感謝する。 Aの所に行ってくる！」

「行ってこい！着くまでに鼻血止めろよ？笑」