万能声優の日常Ｖ【木村良平】５

嬉しい報せ ページ43

中「妊娠って…マジかよ」

良「相手だれなの？」

「そ、それが……」

中「俺らの知ってる人か？」

「うん」

良「誰！？早く教えてよAさんっ」

「………日暮さんよ」

中「え？」

良「え？」

「良平くんのマネージャーの日暮さんよ！」

中・良「「えぇえっ！？」」

するとウエイトレスさんがこちらに来て、険しい表情をしている。


ウ「他のお客様のご迷惑になりますので
お静かにお願いします！！」

「どうもすみません…」

良「すみません」

ウエイトレスは去っていった。すると今度は…


PRRRR…
着信 マモちゃん

「あら？今度はマモちゃんだわ。もしもし」

《Aさーん！マモ！》

「どうしたの？すごく機嫌良さそう！」

Aは機嫌の良さそうなマモの陽気な声に思わず笑みを零す。


《あのね〜！彼女が妊娠したんだっ
だから結婚するの〜っ、凄く嬉しくて電話した！》

「えぇえぇ〜！？」

中「今度はなんだ！？」

良「どうしたの！？」

「マモちゃんの彼女が妊娠したって…」

中・良「「はぁあぁ！？！？」」



スタスタスタ

ウ「お静かにお願いしますっっ！！」

「本当にすみません…！」

Aは思わず平謝りした。


《どこかのお店にいるの？とにかくさ！
結婚するきっかけになったから嬉しくてね！
Aさんに最初に報告したかったっ》

「そうだったの。おめでとうマモちゃん！」

《ありがとう〜！
そこに中村さんと良平さん居るみたいだね♪》

「２人にも教えたわよ」

《うん、いいよ〜！それじゃあね》

「うん、お疲れ〜」

宮野との電話を切った。


良「槇村さんの次は宮野の彼女かよ…」

中「それってつまりデキ婚だろ？」

「デキ婚じゃないわよ、
マモちゃんは妊娠を望んでたみたいよ」

良「前にそう言ってたね」

「でも良かった、今なんかとても幸せな気分。
２組の妊娠が判ってさ。自分の事の様に嬉しいわ」

もともと宮野は彼女と結婚するつもりだったのでそれはデキ婚ではない。Aは心から嬉しく思う。


中「お前も早く子供欲しい？」

良「……」

「うん、欲しいと思ってるわ」

中「じゃあ俺と…「だめ！」」

「どうしたの良平くん？」

良「今俺と作る？って言おうとしたでしょ⁉」

中「チッ」

「は？」

良平君は中村が言おうとしたことが読めたので即阻止。


良「チッじゃない！だめだよ！
作るなら俺と作ってAさん！」

「な…なに言ってるのよ！２人共からかわないで/」

Aは顔を真っ赤にした。

中・良((からかってないんだけどな))

本気でそう思っている２人だった。

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