万能声優の日常Ｖ【木村良平】５

15.衝撃的な出来事 ページ42

Aの車で某カレー屋さんに到着した３人は、注文をした。


中「やっぱ車は便利だよなー。車欲しいわ」

「欲しいもなにも、まずは免許とりなさい」

良「けど東京はあまり車使わないよ。
仕事もマネージャーが送ってくれるしさ」

中「確かにな。
遊び行くのも歩いて行ける距離だしな」

「良平くんも欲しいの？免許」

良「そりゃ欲しいよ！」

中村と良平君は免許を持っていない。


「いらないよ良平くんは」

良「えー？なんでさ」

中「お前の言いたいことは解るぜ、A」

「じゃあなーに？」

中「良平は毎日酒を飲むからだろ？」

良「あぁ(納得)」

「ビンゴ！」

ほぼ毎日お酒を飲むので、車は乗れないだろうと思ったAの思考を中村は当てた。

良「確かにそう考えるとなぁ〜
…でも昼は飲まないもん！」

中「いや、お前は飲むときもあるじゃん」

良「う…最近は大丈夫だもん…」

「もうかっきーとか車持ってる人を頼りな。
私も使っていいしさ」

良「免許はいずれ欲しい！」

中「まあ今は暇ねえしな。
つか、Aもあまり乗らねえよな」

「うん、今日はマネージャー休みなのよ。
だから自分の車でね」

談話していると注文したカレーが３つ来た。いただきますと言い、カレーを頬張る。


中「あーうめえな、ここのカレーは」

「そうだね、おいし〜！」

良「最高だね！」

「うん、最高ねっ」

PRRRR…


「あ、マネージャーからだわ、ちょっとごめんね」

中「おう」

「もしもし？」

《A、私》

「はい、どうしました？」

Aは水を一口飲む

《あのね、私妊娠したの》

ブーーーー！！！

「ええぇえ〜〜！？！？」

いきなり妊娠と言われ水を吹き出し、向かいに座る良平君と中村にかかった。

良「うわっ！！」

中「おま……何してんだよ！」

「ご、ごめん！」

《声が大きいよ！体調悪くて吐き気もしてて…
もしかしたらって思って調べたら妊娠してたわ》

「い、一体相手は誰ですか！？」

中・良((相手？))

《……日暮君よ》

「ええっ！？」

良「なに？どうしたのAさん」

中「彼氏でも出来たのか？槇村さんだろ？」

《誰かと一緒？》

「あー…中村くんと良平くん」

《その２人なら言ってもいいよ。
日暮君は良平君のマネージャーだし。
とりあえずつわりが酷いから…また電話するわ》

「あ、ちょっと槇村さん！」

と言って槇村さんは切った。


「………」

良「ねえ、どーしたの？」

中「何だ？体調わりぃのか？」

「槇村さん…に、妊娠したって」

中・良「「ええぇえ〜！！！」」

滅多に驚かない中村もかなり驚いた。

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