チャンス? ページ15
「まさか水が有料だとは思わなかったわね」
「そうだね、柿原も知らなかったんだろうね。
俺らに言わなかったってことは」
Aは40Lの水を軽々と持つ。
「なかなか重いけどこれくらいなら大丈夫」
「柿原の妹とかしおりさんだったら…
持てないとか言いそう。よかったAさんで」
「良平くんも結構力持ちだね!えらいえらいっ」
「なめないでよ?これでも握力結構あるんだぞー」
良平君は顔を膨れさせた。Aは笑う。そして無事ペンションに辿り着いた。
櫻「おー、力持ちだなA。お疲れさん」
鈴「男らしいな〜。かわええ顔して!」
「あら〜褒め言葉としてとるわね。ありがと!」
鈴「もちろん褒め言葉やで!」
櫻「か弱い女よりよっぽど役に立つからな」
まだ3人は野菜を洗っている。
良「じゃあ次は薪拾いしてきまーす!
行こうAさんっ」
「おっけー」
鈴「良平、ちょっとええ?」
良「なんですか?鈴さん」
良平君の肩を抱き、ヒソヒソ話をする。
鈴「Aと2人きりやん?嬉しい?」
良「そ、そりゃあ嬉しいですけど…」
いきなりAとの事を聞く。
鈴「Aはほんまにモテる。せやから、
好きなら告白した方がええよ。俺は応援してんで
良平のこと!今がチャンスやん!」
良「そんな簡単に言いますけど…無理だよ;」
鈴「なんで?お似合いやぞお前ら」
宮野にも言われたことがあるこのセリフ。鈴村さんも心から両思いになることを願っているのだ。
良「…多分何とも思ってないですよAさんは」
鈴「モタモタしとる間にAが
他の男と付き合うたらどうすんの?
悲しいやろーさすがに」
良「そんときは…」
鈴「なに?」
良「……俺がそいつから奪いますよ。
さりげないアプローチで」
鈴「おおー…女子はキュンとくるで今の!」
良「とにかく今は無理なんです」
すると痺れを切らしたAは後ろから話しかける。
「さっきからなにヒソヒソ話してんのよ!
もう夕方なんだから拾いに行かなきゃ。
話してる暇あったら早く野菜切ってね鈴ちゃん」
鈴「すまん!今する」
良「ごめんねAさん、行こうか」
鈴村さんは良平君から離れた。
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里華(プロフ) - いえいえ(*´ω`*) (2019年11月10日 22時) (レス) id: bd3c5a3ca6 (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - 里華さん» はーい!ありがとうございます\(^o^)/ (2019年11月10日 22時) (レス) id: b3016f9a01 (このIDを非表示/違反報告)
里華(プロフ) - toukoさん、更新等忙しいと思いますが、頑張ってください!応援してます(*´ω`*) (2019年11月10日 21時) (レス) id: bd3c5a3ca6 (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - 里華さん» ありがとうございます(⌒▽⌒)頑張ります! (2019年11月10日 21時) (レス) id: b3016f9a01 (このIDを非表示/違反報告)
里華(プロフ) - toukoさん忙しい中レス返信ありがとうございます!とても嬉しいです!読んでいてとても楽しいです!これからも楽しみにしてます! (2019年11月10日 18時) (レス) id: bd3c5a3ca6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:touko. | 作成日時:2019年9月11日 8時