万能声優の日常Ｖ【木村良平】５

惚れる妹 ページ12

信(良平さん良平さん)

良(なんだよのぶ)

信(かっきーさんの妹、気が強そうですね)

良(Aさんをあの女呼ばわりは許せねえな)

２人の梨那の印象はあまり良くなかった。


梨「ねえ、岡本君もかっこいいけど…
私、良平君がタイプだなぁ〜」

良「え…；」

初対面で下の名前で呼ばれた。そして梨那は良平君の隣に座り、兄貴はちゃっかりAの隣に座る。


柿「良平、俺の梨那をよろしく！
お前とのぶなら許す！」

信「え、僕もですか？」

良「いやいやふざけんなって…；」

梨「ねぇあたしと付き合う？良平」

良「いや、付き合わないから離れろ。
あと呼び捨てすんなよ初対面で；」

彼は冷たくあしらうほど本当に嫌みたいだった。良平君はAに視線を向ける。それに気づいたAは梨那に言う。


「梨那ちゃん、良平くん困ってるわよ」

梨「なに？良平の彼女じゃないのに分かんの？」

良「いや、本気で困ってるけど？
柿原、ちょっとなんとかしてくんない？」

全然良平君の傍から離れなかった。むしろ腕をずーっと掴んでる。

柿「いやー梨那は良平のこと好きみたいだからさ！」

梨「うん、好き！」

ニコニコしている柿原。妹に好きな人が出来て嬉しいらしい。


信(もう好きになったのか…早いなぁ、兄妹揃って)

と心の中で思うのぶだった。



＊＊＊

柿原兄妹はペンションの話をした後、マックを出た


良「はぁ…疲れた。腕いてぇよ」

信「良平さん、相当好かれてますね」

「ほんとね」

良「なんで…？好かれる要素ないだろ」

「顔で選んだのかもよー。可愛い顔してるもんねー
良平くんて。もちろん、のぶ君もだよ」

信「えへへ、ありがとうございます。笑」

良「Aさんに言われるのは嬉しいけど…
どうも俺は柿原の妹苦手」

信「僕も苦手です。グイグイ来る女性はちょっと…」

「えー、そう？じゃあどういう人がいいの？
落ち着いた人？グイグイ来ない人？」

良「友達思いの優しい、ワンレンロングの人かな。
いい匂いがするのもいいなー。でも外見とは違って
ちょっと男っぽくなるというか…」


良平君はAの事を言うが、

「そんな人たくさんいるじゃない。笑
サバサバした人ってことでしょ？」

良(やっぱり分かってないか…手強いな)

信「僕は健康的な人がいいです。あと優しくて…
料理上手で、気取らない人ですね！」

「なるほどね…！健康が１番よね」

世間話をたくさん話して楽しむ３人であった。

05.ペンション編→←柿原の妹

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