──（膝枕） ページ6
「どうして嬉しいの？」
「それだけ演技出来てたってことじゃん。これ聴いてくれた人も同じ気分になったら、
俺はそれで嬉しいし、引いたりもない。
気持ちが昂って濡れたなら別にそれが普通じゃん？」
「そ、そっか…」
「そういうこと。まあそうならなかった人は、
評価見てさ、俺の演技もまだまだだなって反省して
現実叩きつけられるだけだけどね。はは」
「良平くん…」
良平の言う言葉はかなりポジティブだ。
「正直、俺もAさんの喘ぎで
感じちゃったからねー。あれは男は誰でも
ああなるわ。可愛かったもん」
「えっ!? か、感じたって……」
「わ、わかってよ…そこまで言わせる気？
今は落ち着いてるんだって…」
どうやら反応してしまっていたらしい。
「っ！/」
「あ、また赤くなった。Aさんてば……
ほんと可愛すぎなんだけど」
Aの髪を優しくひと撫でした。
「もう！可愛い可愛い言うな…っ」
「だって…本当のことだからしょうがないじゃん？
可愛いって思えば口に出るの俺は。
お世辞で言うことは…まぁあるけど」
「あるんかい」
Aは思わず突っ込んだ
「あるよ。でも、
Aさんに言う可愛いは本心だから」
「あ、ありがとう？」
「疑問形は笑っちゃうな。ほら、飲んで飲んで」
お酒を飲んでと促す。
「ほどほどにしとくわ」
「そうだね、俺はまだ飲むけど。
それじゃあ…膝枕して？」
「わかった。おいで」
Aは横座りをして、おいでと促す。
「失礼しまーす」
「どーぞー」
彼女の白い太ももに頭を置く。
「あー…これいいね」
「そう？痛くない？」
「全然。柔らかい枕だよ、いい匂いがする…」
「…そ、そう？」
「うん…」
下から見上げる良平と目があった。
「ずっとこうしてたいな…ここで眠りたい」
「１時間５０００円です！なんて…笑」
「払おうかな」
「嘘だよ。足がしびれちゃうわ」
「……ねえ、柿原は何分くらいこうしてた？」
「うーん、確か２、３分くらいだったかな」
「そうか…」
良平は寝返りをうち、Aのお腹の方を向いた
「じゃあ１０分。いい？」
「しょうがないわね。いいよ」
「ありがとう。ほんと、いい匂い…
ボディーソープの匂いがする。落ち着く…」
「自分じゃ分からないな…臭くないならいいや」
「香水つけなくてもいい匂いが漂うからいいよね」
「確かにあんまりつけないわね」
「…少し寝よう……」
「ふふ…いいよ」
良平は目を瞑った。Aは彼の髪を撫でていた。
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touko(プロフ) - 零さん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです(*^^*)がんばります！ (2019年9月5日 20時) (
レス) id: c11673b5a2 (このIDを非表示/違反報告)
零 - とても面白しろくて、キュンキュン来ます！とても楽しにに待ってます！頑張ってください！ (2019年9月5日 19時) (レス) id: 1fd7ff5cc4 (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - 太陽と月さん» コメントありがとうございます！キュンキュンしてくれて嬉しいです（笑） (2019年8月29日 7時) (レス) id: 3b75873965 (このIDを非表示/違反報告)
太陽と月(プロフ) - めちゃくちゃキュンキュンします〜！！毎回いいところまでいくから良平さんがんばれ！ってなります! (2019年8月29日 0時) (レス) id: 5e98f23515 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：touko.
| 作成日時：2019年8月28日 15時
