──（羞恥） ページ5
Aの心臓はバクバクで、下も彼の言うとおりであった。
「否定しないんだ」
「ごめんなさい。だからもう練習なんて無理…」
「そうだね、俺も無理かも……」
「え…」
「Aさんがあんな可愛い声出してたら…
俺も流石に無理。どうにかなっちゃいそう」
良平も限界だったようで、これ以上するとやばいと思った。
「…っ、」
「でも嬉しいな。
俺の声でそんなになっちゃうなんてさ。
本当に抱いたら…どうなっちゃうんだろうね」
「や、やだ…良平くん、それはダメだよ…」
「するわけないでしょー。嫌われたくないからね。
さて、離れないといけないな」
良平はAから離れた。
「俺、自分の部屋で酒飲んでるからさ。
落ち着いたらおいでよ」
「うん…」
寝室へ移動した。Aはリビングでひとり心を落ち着かせた。
(はあ…良平くんの甘いキス音だけでこんな……
達央と別れてからだいぶしてないからかもだけど、
恥ずかしい…顔見れないよもう…)
一方寝室に移動した良平も、
(もうダメだ…すごく可愛くて、
欲しくてたまらなくなる。今一緒にいたらやばい。
……これなんとか治めなきゃな。酒飲も…)
お酒を飲むことで欲を鎮めることにした。
「入るよ、良平くん」
「うん」
落ち着いたAは良平の部屋に入る。
「ビール飲む？はい、どーぞ」
「ありがとう」
缶ビールを一口飲んだ。
「落ち着いたみたいだね」
「うん…なんとか」
「俺も落ち着いた。こういうのはやっぱ、
ひとりで練習して、ぶっつけ本番がいいのかな」
「そ、そうだよ…それが普通だと思う」
「さっきから目を合わせてくれないね？」
「そんなこと……」
何かと意識してしまったAは目を逸らす。
「ねえ、こっち見て」
「……」
「ほら、Aさん」
「や、だ……離して…」
「見てくれるまで離さない」
両手を掴んで離そうとしない良平にAは余計目を逸らしてしまった。
「Aさん、こっち見てよ。
俺のこと意識してるの？」
「……っ」
すごく顔を赤くしていた。
「やっと目、合わせてくれた。
顔真っ赤。何とも思ってないって態度じゃないね」
「意識してるっていうより…恥ずかしいのかなり」
「恥ずかしいか」
「声だけで感じてしまった自分が恥ずかしくて、
羞恥心が。…引いたでしょ？」
「さっきも言ったけど、俺はすごく嬉しいの。
だから引いたりなんかしないよ」
と言って、Aを優しく抱きしめる。
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touko(プロフ) - 零さん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです(*^^*)がんばります！ (2019年9月5日 20時) (
レス) id: c11673b5a2 (このIDを非表示/違反報告)
零 - とても面白しろくて、キュンキュン来ます！とても楽しにに待ってます！頑張ってください！ (2019年9月5日 19時) (レス) id: 1fd7ff5cc4 (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - 太陽と月さん» コメントありがとうございます！キュンキュンしてくれて嬉しいです（笑） (2019年8月29日 7時) (レス) id: 3b75873965 (このIDを非表示/違反報告)
太陽と月(プロフ) - めちゃくちゃキュンキュンします〜！！毎回いいところまでいくから良平さんがんばれ！ってなります! (2019年8月29日 0時) (レス) id: 5e98f23515 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：touko.
| 作成日時：2019年8月28日 15時
