12.イベント前々日 ページ33
３月１６日。
この日はおお振りのアフレコの後、埼玉県へ平野たちと行く。涼宮ハルヒのイベントが１８日に大宮ソニックシティーで行われる為。
その事は当然、良平は知らない。
(もうAさんとだいぶ会ってないな…
しもんぬの話だと、先月までずっと首が隠れる
服着てたらしいけど、俺そんなに強く吸った…？)
とか考えながら歩いていると…
「あ、木村さん！おはようございます」
「おーのぶ！偶然じゃん。久しぶり」
のぶともあの日以来会っていなかった。宮野ともだ。
「お久しぶりです！あの…七井さんとは…」
「あー、あれ以来会ってないよ。
連絡もとってないしな」
「そうですか。その事でちょっと…」
「ん？」
「実は宮野さんがその…木村さんが、七井さんに
好意があることを云ってしまいまして…」
「えっ!?」
「あまりに七井さんが鈍感だったので、
イラついたのか知りませんけどペラペラと…；」
「マジかよ…あいつ、なにしてんだ……
本人には俺が自分で云いたかったのに」
良平は頭を抱えた。
「まあいいや、それ聞いても連絡ないってことは…
Aさんからしたら何とも思ってないって事だろ」
「それは本人に聞かなきゃ…」
「……今日、Aさんと顔合わせる。
おお振りで一緒だから」
「そうですか。聞けると良いですね」
「ああ、ありがとう」
良平は のぶと別れスタジオへ向かった。
(そうだよ…きっと何とも思ってない。
俺はフラレたんだ。だから諦める。
バレンタインだってもらえなかったし…)
諦める気持ちが強くなってしまっていた。するとスタジオ前で今度は柿原に遭遇した。
「お！おはよー良平ちゃん♡」
「誰だよお前は；気持ち悪いな」
「Aさんとだいぶ会ってないんだって？
聞いたよマモちゃんに」
「今日会うよ。現場一緒だから」
「マモちゃん、お前の気持ちを
Aさんに云ったんだってよ！」
「知ってる、今さっきのぶから聞いた」
「Aさん何て言ったんだろうね？」
「…別にもういい」
「へ？」
「もういいんだよ。
好きじゃねえしあんな鈍感Aさんなんか…」
「あ、ほんと？じゃあ俺は安心してAさん
狙うからな？」
「……勝手にしろ。俺はどうでもいい」
そう言うとスタジオに入っていった。
「やったねー！現場行こうっと！」
と喜ぶ柿原だった。
＊＊＊
「やば、遅刻しそうになっちゃった…！
ん？あれは……かっきーと良平くんだわ」
スタジオに入ろうとしたが、Aは5m先にいた柿原と良平を見かけた。すると、先程の会話が聞こえてしまう。
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touko(プロフ) - 零さん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです(*^^*)がんばります！ (2019年9月5日 20時) (
レス) id: c11673b5a2 (このIDを非表示/違反報告)
零 - とても面白しろくて、キュンキュン来ます！とても楽しにに待ってます！頑張ってください！ (2019年9月5日 19時) (レス) id: 1fd7ff5cc4 (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - 太陽と月さん» コメントありがとうございます！キュンキュンしてくれて嬉しいです（笑） (2019年8月29日 7時) (レス) id: 3b75873965 (このIDを非表示/違反報告)
太陽と月(プロフ) - めちゃくちゃキュンキュンします〜！！毎回いいところまでいくから良平さんがんばれ！ってなります! (2019年8月29日 0時) (レス) id: 5e98f23515 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：touko.
| 作成日時：2019年8月28日 15時
