──（訪問者） ページ43
「櫻井さんて水樹さんの事、奈々呼びするよな」
「あー確かに。あんまり親しくないと思ったけどね」
「多分SAMURAI DEEPER KYOくらいだったろうと
思うんだけどな。今んとこ」
「あー共演作ね」
確かにそうだった気もする。杉田も奈々が櫻井さんに気があることは知らない。ちなみに櫻井さんはAに気がある。
＊＊＊
「よし、準備できたね麻美！後はこのグラタンが
焼き上がればOKね！」
「うん、早く奈々ちゃん来ないかな〜」
飾り付けや料理も完璧である。ケーキはAの力作である。
Happy Birthday NANA 大好き♡とチョコペンで描いてる。
ピンポーン
「はいはーい！麻美、そこでグラタン見てて」
「わかった」
中村たちだと思ったA。ドアを開けると
「あ……」
「こんばんは」
「良平くん……」
「あれ？誰か誕生日なの？」
「うん、奈々……水樹さんのね」
まさかの良平くんがAの家に来た。
「そっか…」
「何か用？」
「こないだの事…謝りたくて」
「………」
玄関まで入ってきた良平くん。
「軽率な行動をしてしまって……
本当にごめんなさい。でも…」
「……」
「本当に可愛かったから…
Aさんだからああいう事しちゃったんだ。
Aさん以外にしたことないから」
「だからって…そういうのは…
外国人じゃないんだから」
「もうしません！だから嫌いにならないで…
お願いだから……」
深く頭を下げて反省する良平くん
「顔を上げて」
「………」
「嫌いにはなってないわよ」
「だって全然電話に出てくれなかったから、
嫌われたかと思った…仕事もまともに出来なくて…」
「電話に出なかったのは
ちょっと忙しかったってのもあるし、
正直、声も聞きたくなかったのかも」
「う…傷ついた」
良平くんは泣きそうになった。
「ごめん；私はただ、
すぐそういう事する男性が苦手なだけなの。
自分があなたにキスしといて言うのもあれだけど」
今回は麻美子は聞いていないので大丈夫だった。
「ううん、あれは酒のせいだから。
確かに調子に乗ってたと思う。ごめんなさい」
「もういいよ。よかったら良平くんも
奈々の誕生日お祝いしない？」
「え？いいのかな…俺は水樹さんとほとんど
関わりがないっていうか…」
まだ共演したことがない。
「いつか共演するかもしれないじゃない？
大丈夫！奈々も多いほうが喜ぶよ」
「プレゼントないよ？」
「よかよか！祝うだけでも嬉しいからさ」
「そこまで言うなら…お邪魔します」
博多弁が出てしまったA。良平くんも参加する事に。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 186人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りさち(プロフ) - はじめまして！私も良平さんファンなので、読んでてニヤニヤしちゃいました！あと勝手ながらボードの方にもメッセージ送るで、読んでくれたら嬉しいです。 (2019年8月9日 14時) (
レス) id: 41b914f6ac (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - 雨さん» はじめまして！良平さんとてもカッコイイし、良い声してるし、演技も上手ですよね(*^^)こちらこそコメントありがとうございます！ (2019年8月7日 17時) (レス) id: 3b75873965 (このIDを非表示/違反報告)
雨 - 初めまして！良平さんファンなので、とても嬉しいです！ありがとうございます！ (2019年8月7日 17時) (レス) id: ea14547cbd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：touko. | 作成日時：2019年8月5日 21時
