観覧車 ページ40
「………」
「良平くん…」
「なんで電源切ってたの？」
1番聞きたかった事は電源を切ってた理由だった。
「それは───」
「柿原と一緒に居たかったってこと？」
「違うわよ。私、携帯落として…
その時かっきーが拾ったんだけど、中見ないで鞄に
しまったから…彼が電源切っていたみたいなの」
「なるほど…あいつがしそうな事だ」
「ごめんなさい…ほんとに」
Aは頭を下げて謝った。
「…じゃあホントに悪いと思ってるなら、
俺と観覧車に乗ってくれる？」
「もちろん、乗るよ」
二人は観覧車に乗ることに。
＊＊＊
「この巨大観覧車、一周するのに20分だってさ」
「わ、結構長い」
「そうだね。でもすごく綺麗な景色が見れそうだよ」
「お客さんすいてるわね」
「今日花火大会らしいから。今年最初のね。
花火観る人が多いからだと思う」
すると従業員さんが
「はい、カップルさん二人入りまーす！」
「楽しんでくださいね〜」
と笑顔で言って閉めた。
「はは、カップルさんだって。
そう見えるんだな〜」
「男女二人一組なら誰だって…」
「ふふ、そうだね。失礼しますよ〜っと」
「え…っ」
「ん〜？なに？」
向かいに座ると思っていたら、隣に座ってきたのでビックリしたA。
「あの、なんで隣に…？」
「だって、柿原が今までAさんの隣を
ひとり占めしてたから…」
「……」
「今度は俺がひとり占め。だめ？」
なんて耳元で囁くものだから、さすがのAもドキっとした。
「…っ、」
「ははっ、Aさん顔赤いよ！可愛い」
「う、うるさい！顔なんて見えないよ…っ」
「見えるよ。
だってこんなに至近距離にいるんだから……」
「り、良平くんほら…景色見て？綺麗だよ」
「………」
良平くんは景色より、Aを見ている
「ちょっと…見すぎだよ、恥ずかしいからやめて/」
「ねえ、キスしてもいい？」
「は…!?」
突然キスしてもいいかと聞いてくる良平くんに困惑する。
「この前酔って俺にしたでしょ？覚えてないなら…
どんなキスをAさんがしたか教えてあげる…」
(ど、どうしよ…逃げられない…っ)
「………ねえ、いい？」
「だ、だめよ…そんな」
「………」
良平くんの唇がもうマジでAの唇に触れそうな超近距離。
(キスされる…っ)
Aは強く目を瞑った
「ふ、ふふ…」
「…？」
「あははははは！！」
良平くんは少し離れてめちゃ笑っていた。
「冗談だよ！Aさんのタジタジな感じ
すごく面白かった！」
からかわれてしまったと思ったA。
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りさち(プロフ) - はじめまして！私も良平さんファンなので、読んでてニヤニヤしちゃいました！あと勝手ながらボードの方にもメッセージ送るで、読んでくれたら嬉しいです。 (2019年8月9日 14時) (
レス) id: 41b914f6ac (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - 雨さん» はじめまして！良平さんとてもカッコイイし、良い声してるし、演技も上手ですよね(*^^)こちらこそコメントありがとうございます！ (2019年8月7日 17時) (レス) id: 3b75873965 (このIDを非表示/違反報告)
雨 - 初めまして！良平さんファンなので、とても嬉しいです！ありがとうございます！ (2019年8月7日 17時) (レス) id: ea14547cbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：touko. | 作成日時：2019年8月5日 21時
