看病（木村良平） ページ16
「こ、ここは服ばかりみたいだ…こっちか？」
小さめのタンスを開けると
「あった…やっと見つけた」
「はぁ…っ…うう……」
「Aさん、熱計るよ…
ごめんね、ちょっと胸のボタン開けるから」
「………」
良平くんは少し緊張してしまう。女性の胸のボタンを開けるのだから。しかも尊敬し、気になっている人物の
Aの白い鎖骨が見えた
「…失礼します」
左側の脇の下に挟んだ
「あーもう、緊張してしまった…
肌、白いし…胸、結構でかいし。いやいや…
なに考えてんだよ…っ」
やましい気持ちを消し去るために首を横に振った
「とりあえず氷だ。氷枕か氷のうあるかな…」
リビングで見つけた
「あった。両方とも見つかった」
氷を詰め、水を少し入れてAの部屋に戻った
「体温計鳴ったかな…」
体温計を取り出すと…
「さ、39.2℃！？
大丈夫なんだろうか…死ぬんじゃないよね！？
とりあえず冷やさねえと！」
Aの頭の下に氷枕を
「ちょっと起こすよ。よいしょ…」
「………」
氷のうを額に乗せる前に、薬を飲ませようとした。
しかし…
「薬箱に解熱鎮痛薬があったけどどうしよう。
このままじゃ飲めないよな…」
良平くんは水を持ってきた。そしてAの上半身を起こしてやる
「Aさん、解熱鎮痛薬だよ。飲める？」
「…はあ…はあ…っ、」
かなり辛そうであり、喋れなかったコップを口に近づけてはみたものの
「やっぱり駄目か…こぼしちゃった」
飲めずに零し、太ももの部分をタオルで拭いた
「…っ、こうなったらこうするしかない」
良平くんが思いついたことはただ一つ。
「ごめんね…Aさんの熱を下げる為だから」
そう呟いてAを横に寝かせた。
グッと水を口に含んだ良平くんはAの口を開けて、
「………」
くちゅ…
「ん…っ…」
口移しで薬を飲ませた。Aの喉からゴックンという音がした。彼女の口の横から少し水が溢れた
「よし、飲めた！」
そしてタオルで口の周りを拭いてあげて、氷のうを乗せてあげた
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りさち(プロフ) - はじめまして！私も良平さんファンなので、読んでてニヤニヤしちゃいました！あと勝手ながらボードの方にもメッセージ送るで、読んでくれたら嬉しいです。 (2019年8月9日 14時) (
レス) id: 41b914f6ac (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - 雨さん» はじめまして！良平さんとてもカッコイイし、良い声してるし、演技も上手ですよね(*^^)こちらこそコメントありがとうございます！ (2019年8月7日 17時) (レス) id: 3b75873965 (このIDを非表示/違反報告)
雨 - 初めまして！良平さんファンなので、とても嬉しいです！ありがとうございます！ (2019年8月7日 17時) (レス) id: ea14547cbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：touko. | 作成日時：2019年8月5日 21時
