seigaku.17 ページ17
その日の2時限目は美術。迷路を作るというもの
「なんでもいいので、迷路を描いてみて下さい」
「迷路かぁ…難しそう」
「………」
早速手塚は手が動いた
もうイメージが出来上がっているようである
「手塚君、もしかしてラケット？」
「ああ。俺が思いつくのはこれしかない」
ラケットとテニスボールを描き、その中に迷路を
描いていく手塚。
「本当テニス好きだね」
「テニスはとても魅力的なスポーツだ。
授業にないのは残念だが…」
「確かにないよね、してみたいなぁ」
「今度、テニスをしてみるか？」
「いいの？」
「ああ、俺が個人的に相手をしてやろう」
「こ、個人的に？」
「部活ではなく、プライベートでという意味だ」
学校のテニスコートではなく、
手塚と別の場所で二人でという意味
「うん、ありがとう」
「ああ、時間が出来たら声をかける」
「わかった」
手塚とテニスをする約束をした
Aは未だになにで迷路を作るか考えていた
「うーん…思いつかないなぁ」
「………」
手塚は黙々と手を進めている
もう大抵出来上がっている
「お前の好きなものにするといいんじゃないか？
俺はテニスが好きだからボールとラケットにした
好きなキャラクターとかいないのか？」
「キャラクターかぁ。あ、そうだ」
Aはリラッ○マを描いた
そして迷路の線を書いていく
「フ…それが水野の好きなキャラクターか」
「リラッ○マよ、知らない？」
「知ってる。菊丸はその巨大ぬいぐるみを
持っているらしい」
「ええっ、そうなんだ。妹とか？」
「いや、私物だ」
「うそー？菊丸君が…いいなぁ」
菊丸の自分の部屋にあるらしい
「手塚くんすごーい！もう出来てる！」
Aの様子を見に来た優奈が
手塚の迷路を見て驚いていた
近くの席の女子も。
すると美術の先生が、
「ほらほら、感心してないで早く進めてね」
とパンパンと鳴らして、席に戻るよう促した
Aもなんとか迷路を描き上げた
「見て、手塚君。どうかな？これ」
「耳のところまで細かく迷路を描いてるな
難しそうだ、よく出来ていると思う」
「ほんと？ありがとう！」
Aは笑顔でお礼を言った
「…っ」
手塚はその笑顔に少し照れてしまった
「どうしたの？」
「いや、何でもない…」
(手塚くんて…Aの前ではあんな顔するんだ)
優奈は手塚の照れた様子を見ていた
(あれ…？手塚くん、照れてる？)
川中も手塚の様子に気づいていた
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赤 - 声のほうの小説も続きが見たいです… (2020年7月18日 0時) (
レス) id: 8e11450e23 (このIDを非表示/違反報告)
yukinem(プロフ) - 更新ありがとうございます！！！楽しみにしています！ (2020年5月22日 23時) (レス) id: 306a0f46b6 (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - うたプリ大好き?さん» お返事遅くなりました！少しずつ更新していきます！ありがとうございますっ (2020年5月22日 23時) (レス) id: 4e969b708c (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - yukinemさん» お返事遅くなりました！ありがとうございます！！ (2020年5月22日 23時) (レス) id: 4e969b708c (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています！更新停止状態のままですが更新はされるのでしょうか？ (2020年1月16日 2時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：touko.
x他1人 | 作成日時：2019年6月7日 20時
