351話だ ページ9
刀の峰で思いっきり頭をぶっ叩かれたスクアーロはその場に倒れる。
「恐らく逆巻く雨の応用だな。最初の一太刀で既に山本は波を作っていたんだ。誘き出したスクアーロの丁度背後に自分を反射させるためのな」
「そんな凄い…技を咄嗟に……？」
「だから言っただろ？あいつは生まれもっての殺し屋だってな」
「物騒なこと言うな！！」
「見ろ」
そう促されスクリーンを見ればスクアーロの雨のハーフボンゴレリングを受け取り一つに嵌め「勝ったぜ」とスクリーンに向かって笑う山本の姿があった。
「あいつ…」
「山本…」
「やりましたね！！」
ふと笑い声が聞こえそちらを見ればXANXUSがいる。
「ざまぁねえ！！負けやがった！！！カスが！！！」
用済みだ。と少し笑みを浮かべつつ掌を見せる。そんなXANXUSにチェルベッロが待ったと止めに入った。
「今、アクアリオンに入るのは危険です。規定水位に達したため、獰猛な海洋生物が放たれました」
XANXUS達から視線をスクリーンへと変えると「ん？」と山本がチェルベッロの声に反応する。
[ちょ…待ってよ。スクアーロはどーすんだ？]
「スクアーロ氏は敗者となりましたので生命の保証は致しません」
チェルベッロの言葉に山本はやっぱなと笑う。
[んなこったろーと思ったぜ]
山本はスクアーロさんと肩を組み脱出を試みる。だがその前に血の臭いで鮫が山本のすぐそばまで迫っていた。
[ハハッ。おっかねー。でもまだ届かねーさ]
なんて笑みを浮かべてる山本だったがサメが体当たりして来たことにより地盤が崩れ焦りの表情を浮かべる。
そんな山本におろせ。とスクアーロは静かに告げた。
[剣士としてのオレの誇りを汚すな]
[でも…よ]
[ゔお"ぉいっ。うぜぇぞ！！]
その言葉と共にスクアーロは思いっきり山本を蹴飛ばす。どさっと近くにある瓦礫に落ちる山本の視界にスクアーロに迫る鮫が映った。
[ガキ…剣のスジは悪くねぇ。あとはその甘さを捨てることだぁ]
そしてスクアーロはサメに食われてしまう。スクアーロがいたところは血が滲み赤色に染まっていた。
「ぶはーーっははは！！！最後がエサとはな。あの……ドカスが！！過去を一つ清算できた」
すると山本は悔しそうに竹刀を握りしめて「っしょー…」と言葉を漏らす。んだよと俯く獄寺に目をそらす私。
[雨のリング争奪戦は山本武の勝利です。それでは次回の対戦カードを発表します。
明晩の対戦は霧の守護者同士の対決です]
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ミリア - 凄く気に入った作品で続きが楽しみですもし今後他の作品を作る予定があったらリボーンのツナ♀逆行か雲雀の姉か妹か娘がヒロアカかワールドトリガーかアニメKとコラボかトリップか転生した作品が読んで見たいです説明が下手ならすみませんこれからも頑張ってください (2018年4月2日 21時) (
レス) id: 673ec4ec31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆっくりノワール×夜野兎 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hovel/AKOwww1
作成日時：2018年1月19日 23時
