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妖怪が目覚めた日…8 ページ10

目玉おやじ「二人共、恐らくこれじゃ!」
鬼太郎、A「「え?」」

スマホの画面には、最初に吸血木にされた人間が怪しい封印を見つけ剥がし壊したという動画だった

目玉おやじ「ばっか者が!!のびあがりの封印を剥がしおったか!」
まな「のびあがり?」
A「妖怪だよ…吸血木の種を人間に植えるの」
まな「それでみんな木になったの?」
鬼太郎「此処からは僕達がやる。君は帰れ」

まな「待ってよ!私が手紙出したんだよ?ついて行っても良いでしょ?」


二人の顔に影が差し感情が読み取れなかった

A「危険な目に合うよ?」
まな「だから?」
鬼太郎「一回は忠告したからな」
まな「されました!」







ー地下貯水槽ー

まな「何此処?」
目玉おやじ「大都市に降り注ぐ雨を一時的に溜めておく地下貯水槽の様じゃ。人間なのにそんな事も知らんのか?」
まな「っ…知ってるし!」

目玉おやじ「この奥であの馬鹿者がのびあがりの封印を剥がしたんじゃ!」


Aが妖気を感じとり上を向くと、天井に開いた排水口からのびあがりが出てきて、壁をペタペタと歩く


気づかれない様に小声で話す目玉おやじ

目玉おやじ「間違いない。のびあがりじゃ」

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作者名:勿忘草 | 作成日時:2018年3月31日 23時

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