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たんたん坊の妖怪城…7 ページ41

まな「どうして此処に?」
A「現場近くに工事現場がある事におやじ様が気づいてね。彼方此方妖気を頼りに来たんだけど微かな妖気しかなくて…それで残りのこの場所に来てみたら案の定、妖気が他の場所と比べて強かったって訳。まなちゃんこそ何でこんな所にいるの?」

Aは事情を話した後まながこの場にいる理由を聞こうとするとバツが悪そうな顔をするまな

まな「学校の授業で此処に見学に来ていたの…そしたらトラックの真ん中に柱があって…気になって…それで」
A「調べてたって訳だね?」

まなはコクリと頷き頭を下げる


まな「ごめんなさい!」
A「え?」
まな「関わるなって言われたのに約束を破る様な真似をして…ごめんなさい!」
A「…鬼太郎の言った事気にしてるの?」

図星を突かれてまなは黙ってしまい、Aは薄っすらと笑う

A「あれは鬼太郎の優しさだよ」
まな「え?」

A「鬼太郎はね、思った事を素直に口に出来ないタイプなの。勘違いする事もあるけど本当はまなちゃんを危険な目に合わせたくなくてあんな事を言ったんだよ。此処まで来たなら一緒に調べよう?」

まな「で、でも…良いの?」


A「妖怪と人間は友達にはなれない…確かにそうかもしれない。でもね、友達になりたいって思う妖怪も居るんだよ。私もそう。まなちゃんとはもうお友達だよ」

Aの優しい言葉に目を開くまな

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作者名:勿忘草 | 作成日時:2018年3月31日 23時

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