六章 任務「廃病院」…11 ページ4
乙骨はそう言いながら刀の入った袋を置き、自分が着ていた白い服を脱ぎAの腕に巻きながら固定する。
A「……でしょ?」
乙骨「え?」
A「見たんでしょ?私の……目」
手を振り払われた際、Aの目の色が確かに変わっていた。その時の光景が乙骨の脳裏に過ってしまう。
乙骨「う、うん…あ、あの」
A「なんですか?」
乙骨「嫌ならそう言ってくれてもいいんだ…その、もう一度ちゃんと、見せてくれないかな?」
A「……」
乙骨「だ、駄目…だよね。ごめ…「いいですよ」え?」
まさかの了承の言葉に乙骨は目を見開く。
A「なに驚いているんですか」
乙骨「えっ!いや…てっきり断られるかと思って……本当に見ていいの?」
A「いいですよ」
乙骨は恐る恐るAの頬に手を添え優しく前髪を掻き上げようとする。
A「ただ…」
乙骨「?」
A「見ても後悔…しないで」
乙骨「え…?」
どう言う意味だと問いかけようとしたが、その言葉は途切れる。
髪を掻き上げたことにより彼の目の前に美しい目が映り込んでいた。そのあまりの美しさに息をするのを忘れ、ゴクッと飲み込んだ。
乙骨「きれいっ…」
A「え…?」
乙骨「え…?」
A「気味悪く…ないんですか?」
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thmrt1214(プロフ) - とてもおもしろいです!更新楽しみにしています! (1月25日 23時) (レス) id: 1820409e74 (このIDを非表示/違反報告)
カーミィ - 更新ありがとうございます!!いつも楽しみに待っていますので頑張ってください‼️でも無理はしないで☺️ (12月31日 11時) (レス) id: 1079b99541 (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草(プロフ) - 愛が…愛が足りないのか!?勿忘草の推しに対する愛が呪いになりそう(T_T) (12月19日 1時) (レス) id: d96a732bee (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草(プロフ) - カーミィさん» カッコいいですよね!(*^▽^*) (12月9日 18時) (レス) id: d96a732bee (このIDを非表示/違反報告)
カーミィ - 東堂カッコいいですね!! (12月9日 17時) (レス) id: 1079b99541 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:勿忘草 | 作成日時:2023年10月8日 18時