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告白…10 ページ38

五条「お前が煽るからだろ」
A「先生っ…」
五条「一丁前に俺のこと煽って…俺がどんだけ我慢してたと思ってんの?」
A「す、すみません…でも本当に…いい匂いがしたんです」


頬を染め擦り寄るように顔を寄せるAを見て五条はAを抱く手とは反対の手…左手で顔を覆い(あ″ーーーっ!!)と心の中で叫んでいた。


五条「やっぱ…閉じ込めよ」
A「え…」


顔を覆い隠したかと思いきや急に真顔となり「監の禁」宣言をした情緒不安定五条。

五条「…」
A「せ、先生…本気で…」
五条「…んふふっ…冗談だよ〜」
A「そ…うですよね」


五条「……うん、冗談」




表情に影が差し込み頬に添え…親指の腹で優しく撫でる。顔を上げると五条の表情はとても男らしいものだった。



五条「でも、約束して。辛くなったり悲しくなった時は必ず僕を頼って」
A「先生…」
五条「君が昔から誰かを頼るのに躊躇うのは分かってる。でも、心配なんだ。手を離したら僕の前からいなくなりそうで…傑のように」


A「でも、迷惑だけはかけたくないです」


迷惑。その一言は恋心を拗らせた時、ナンパされたAの心に大きく突き刺さった言葉の一つだった。


拗れた恋心で素直な気持ちを伝えられなかったとしても、一瞬でも彼女を傷つけていたと思うと少し前の自分を殴りたい気持ちに駆られてしまう。



五条「迷惑だなんて思わない。あの時は嫉妬したんだ。でも、君を傷つけていい理由にはならないよね…ごめん。それでも、Aが好きなんだ。狂いそうなくらい好きなんだ。迷惑だなんてちっとも思わない…だから、僕を頼って」


真っ直ぐに嘘偽りのない碧い瞳を見てAは瞳を揺らす。


A「すぐには頼れないと思います」
五条「うん。それでいいよ…少しづつでいいから」
A「はい」
五条「あ、あと2人っきりの時は″五条先生″じゃなくて昔みたいに″悟さん″って名前で呼んで」

A「え…でも昔と今は…」
五条「お願い…呼んで?」






A「ぁ……さ、








悟さん…」

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プスメラウィッチ - 勿忘草さん、この小説は渋谷事変編は曲げて欲しいです。できれば五条悟は封印しないで欲しいです。お願い出来ますか(>人<;) (2021年9月2日 5時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
key - いつも楽しませてもらってます。 (2021年8月29日 15時) (レス) id: 007fbd0124 (このIDを非表示/違反報告)
ぷっしー(プロフ) - はじめまして。面白くて一気に読んじゃいました。更新を楽しみにしてます。頑張ってください。 (2021年8月22日 8時) (レス) id: c013908320 (このIDを非表示/違反報告)
Kazunoko(プロフ) - 初コメ失礼します!Kazunokoと申します。いつも楽しく読ませていただいてます!シリアスで重い展開、好きなのでありがたいです!これからも楽しみにしています!頑張ってください! (2021年8月21日 19時) (レス) id: 38c9d09af9 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ほんっとうに面白いです!!!応援してます!! (2021年8月18日 14時) (レス) id: 8de27f30e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:勿忘草 | 作成日時:2021年8月9日 15時

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