呪胎戴天…1 ページ32
A達は少年院に任務で訪れており、補助監督の伊地知に現状報告を受ける。
伊地知「我々の”窓”が呪胎を確認したのが3時間前。避難誘導9割の時点で現場の判断により、施設を閉鎖。半径500m内の住民も避難が完了しています」
すると、虎杖が”窓”について質問をする。
伊地知「”窓”というのは呪いを視認できる高専関係者のことです。術師ではないですが」
虎杖「…なる程」
伊地知「続けますよ。
「受刑在院者第二宿舎」5名の在院者が現在もそこに呪胎と共に取り残されており、呪胎が変態を遂げるタイプの場合、特級に相当する呪霊に成ると予想されます」
特級呪霊。その言葉を聞きA達に緊張感が走るも虎杖だけが特級についてイマイチ分からず伏黒、釘崎は溜息を吐く。
伊地知「では、バカでも分かるように説明しましょう」
※通常兵器が呪霊に有効と仮定した場合
・4級…木製バットで余裕。
・3級…拳銃があればまぁ安心。
・2級(凖2級)…散弾銃でギリ。
・1級(凖1級)…戦車でも心細い。
・特級…クラスター弾での絨毯爆撃でトントン。
伊地知に説明を受けた虎杖は「ヤッベェじゃん!」と驚く。
A「本来、呪霊と同等級の術師が任務に当てられるの。今日の場合だと五条先生とかかな」
虎杖「そっか…で、その五条先生は?」
A「主張中」
虎杖「…?」
伏黒「そもそも高専でプラプラしてていい人材じゃないんだよ」
伊地知「残念ながら、この業界では人手不足が常。手に余る任務を請け負うことは多々あります。ただ、今回は緊急事態で異常事態です。
「絶対に戦わないこと」。
特級と会敵した時の選択肢は「逃げる」か「死ぬか」です。自分の恐怖には素直に従ってください。
君達の任務はあくまで生存者の確認であることを忘れずに」
緊迫した空気が張り詰められる…そんな時、面会に来ていた母親が大丈夫なのかと騒ぎ立てていた。
虎杖「っ…」
伊地知「面会に来ていた保護者です……。
お引き取り下さい。何者かによって施設内に毒物が撒かれた可能性があります。現時点でこれ以上のことは申し上げられません」
母親はショックのあまり膝をつけ涙を流した。
虎杖「A、伏黒、釘崎……助けるぞ」
釘崎「当然」
A、伏黒「「…」」
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勿忘草(プロフ) - 七瀬さん» コメント、アドバイスありがとうございます。そうですね…オリジナルの台詞を言うとでしゃばってるようにも見えて入れようか迷っていたんですが、今回のアドバイスのおかげでもう少し入れてみようと思います!本当にありがとうございます! (2022年2月10日 8時) (レス) id: d96a732bee (このIDを非表示/違反報告)
七瀬 - 話はとても面白く読ませて頂いてます。ですが、夢主ちゃんの台詞に伏黒のものを使うのでは無く、もう少しオリジナルの要素を入れては如何でしょうか?烏滸がましいようですみません (2022年2月9日 14時) (レス) id: 533f974434 (このIDを非表示/違反報告)
凪々瀬(プロフ) - 鬼太郎小説の時からファンで読んでます!見つけられて嬉しいです!!頑張ってください!! (2022年1月3日 18時) (レス) id: a9a880df8f (このIDを非表示/違反報告)
もか(プロフ) - すっっごく面白いです!! 続き、楽しみにしてます! 頑張ってください!! (2021年7月10日 2時) (レス) id: 8b2c2b6b99 (このIDを非表示/違反報告)
花 - 面白くて一気に読んじゃいました、続きを楽しみにしてます (2021年7月6日 15時) (レス) id: c5820b78bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:勿忘草 | 作成日時:2021年7月4日 23時