ゲゲゲの鬼太郎 九狐の妖姫Part33

まぼろしの汽車…10 ページ26

2月21日 ー昼ー

鬼太郎「吸血鬼達はお寺の鐘の音が嫌いだと言っていたね？」
ツカサ「コッチです！」
A「待って！…わ、私が1人で見に行くから鬼太郎は此処にいて」

Aが呼び止め鬼太郎には此処に残っててくれと過去を変えようとした…が

鬼太郎「危険だよ。僕が行く」
A「でもっ…！」
鬼太郎「言ったろ？君を危険な目に遭わせたくないって」

A「ぁ…」

鬼太郎はそれだけを言い残し寺の鐘楼へと向かって行った

A「(嬉しいのに…凄く嬉しいのに)待って鬼太郎！」



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2月21日 ー朝ー

4度目の過去の改変となり、Aは猫娘とまなと出かける約束を申し訳なさそうに断った

A「そうだよ…そもそも最初にツカサ君に会わなければこんな事には」

Aは鬼太郎の家の簾を上げ中を見つめると鬼太郎が1人でおり、気づいた鬼太郎は優しげに笑みを向けおいで…と言わんばかりにAに手を差し伸べ、Aはその手を取り隣に座り、鬼太郎の肩に頭を乗せ寄り添う

A(これで良いんだよ…)
鬼太郎「如何かしたか？」
A「ううん。何でもない」
鬼太郎「そうか」

Aの頭を優しく撫で幸せな時間がこのまま続けば良いと思った次の瞬間

子泣き「ちょっと良いかの？町で鬼太郎を探しとる子供に会ったんじゃが」


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そして、鬼太郎はツカサと出会い話を聞いてしまった

鬼太郎「分かったよ。君の村に行ってみよう」
ツカサ「ありがとうございます！！」





A(如何して……如何すればこの結末を変えられるの？)

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