【あんスタ】天才の喪失2 (ページ16)

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第5話マリオネット～前編～…11 ページ16

宗「何を騒いでいる？漸く渡したのか」

仁兎が泣き止み、みかに嬉しそうな表情を送っていると宗が入ってきてプレゼントの服を見つめる

宗「良くもまぁ、他人に贈ろうという気になったものだよ。カーッカッカッカ！」
みか「っ…コッソリ隠してたのに～！いつの間に見たんやお師さん！恥ずかしい～！」

宗に知られており恥ずかしくなったみかは頬を赤くして椅子に座った宗を怒る

宗「見られて困る物なら最初から僕の目に付く所に置かなければ良いのだよ…フン。自分の迂闊さを呪いたまえ」
みか「そうやけど…ううっ…そういや時々勝手に縫われてる様な気がしてたけど、アレお師さんの仕業やな！？」

宗「何だと思っていたのだね？妖精の仕業だとでも？」

みか「俺からなずな兄へのプレゼントやもん！俺が全部作らんと意味無いやん！お師さんのアホ！アホアホアホ～！」

みかが宗をポカポカと殴っていると仁兎が面白そうに笑い、それに気づくみか

みか「なずな兄が笑ったで！」
宗「え！？見逃した！！影片が僕の視界を塞ぐから！」
みか「え？塞いでへんやん？」
宗「なんて事をしてくれるんだい！仁兎！本当に笑ったのかね？僕にも見せたまえ！この腐敗した世界を浄化してくれる君の愛らしい笑顔を！」

宗が仁兎に駆け寄り抱き締め…仁兎の顔を見つめると残念そうな表情をしていた

宗「また元の無表情に戻っている！影片！君の所為だ！何もかも～！！」