ゲゲゲの鬼太郎 九狐の妖姫Part28

陰摩羅鬼の罠…8 ページ43

努は霊紙に歩み寄り…そして


まな「止めて！！」

後を追って来たまなが努に静止の声を上げた

まな「はぁ…はぁ…止めてよ！」
目玉おやじ「こうなる前に決着をつけたかったのじゃが…努君、君のお母さんはもう死んでおる」
努「…知ってるよ」

陰摩羅鬼が来た時落とされた目玉おやじが母親の死を告げると、なんと努はその事を知っており、まなは驚く

努「僕が見つけたんだ…僕の為に生き返ってくれたんだ」
まな「何で…悪い妖怪が取り憑いてるんだよ！？」
努「分かってる…だけどママなんだ！」
まな「でもこのままじゃ高木君まで死んじゃうんだって！！」

努「ママが居なくて如何やって生きろって言うの！！？」

努の心の叫びを聞いたまなは何も言えなくなってしまった


目玉おやじ「陰摩羅鬼は君の母親の体を乗っ取っただけでは無い。他の人の生気を吸い取っておったんじゃ。君も薄々気づいておったんじゃろ？奴を封じねば今後も犠牲者は増え続ける…お願いじゃ！その霊筆で最後の一筆を！！」

目玉おやじの言葉と願いを聞いた努は躊躇いの瞳をしていた

努「でも…そしたらママは」
目玉おやじ「本当の母親が他人を犠牲にするなど望んでいると思うかね！？」
努「っ！！」

母親「努君…努君とママはずっとずっと一緒よ…努君はママの言う事を聞いてくれる良い子でしょう？」

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