検索窓
今日:9 hit、昨日:15 hit、合計:109,590 hit

九尾の狐…15 ページ31

A「零…」
零「別に今答えを聞きたい訳じゃない。だが諦めるつもりもない」
A「え?」

零「俺は諦めが悪いからな……初めて好きになったお前を鬼太郎には渡したくもねぇ。譲りたくもねぇ。だから修行をやり直して、お前を守れるくらい強くなる」

Aをグッと引き寄せ、抱き締めながら耳元で「それだけは覚えておいてくれ」と囁き、Aは顔を赤くする


零はその顔を見て満足したのかフッと笑い立ち去ろうとした


A「っ…零!!」
零「っ!!」

Aは何故かムッとしてしまい零の名を呼び駆け寄り、零の服を掴んでグッと引き寄せそして…零の頬にキスをした

零「っ…///」
A「たまには…連絡してね」

零を解放しAは頬を赤くしつつも笑みを浮かべていた。そして、零もフッと笑い歩いて行こうとしたが急に足を止める

零「そうだ。彼奴に伝えておいてくれ…その」
A「ん…?」





零「いつかはお前を倒すって!!」


良い表情になった零を見て目を開くA

A「あっ…」


そう言い残し零は再度足を動かし、旅へ出てしまった。




後ろ姿を見てAはフッと笑う



A「…またね。零」

九尾の狐…16&予告→←九尾の狐…14



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (65 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
98人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:勿忘草 | 作成日時:2019年9月29日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。